Information
Name: 美しい人物
Author: Dr Devan
Rating: 8/44
Created at: Tue Sep 17 2013
アイテム番号: SCP-056
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル
SCP-056は彼の望んだ部屋に、必要とする家具を何でも用意した状態で置かなければなりません。Level1以上の職員はSCP-056といつでも接触する事が出来ますが、接触時間は2時間以内に限られます。SCP-056は最低でも三人の警備スタッフによって、4時間ごとにシフトを組んで警護されなくてはなりません。各護衛はそれぞれ非致傷型の麻酔ピストルで武装し、最低でも1500マイクロリットル以上のシクロピロロン系麻酔薬をこめた弾丸を装填していなくてはなりません。SCP-056と長時間接触続けた事によって異常が生じた職員ならびにスタッフは、身体検査およびサイト[データ削除済]への配置転換を命じられます。
SCP-056は望む物品を手に入れることが出来ますが、武器、通信機器、インターネットへ接続可能な機器、他のSCPは例外とします。SCP-056は研究区画███を望むように行き来させて構いませんが、出口のあるフロアへの侵入は決して許可しないでください。緊急時ないしSCP-056が暴力的になったときには、可能であれば鎮静させ、部屋に収容してください。職員はSCP-056に危害を加えようとしてはいけません。_補遺2-b_を参照。
説明
SCP-056は周囲の環境、特に生命体や知覚力を持つ存在に反応してさまざまな大きさ、性別、外見に変化する存在です。SCP-056がよくとる形態は、二十代半ばのハンサムで、SCP-056を護衛している職員とよく似た服装をまとう物です。ただし、服装はより質がよく、高級なものです。しかし、他にも以下のような形態を取った記録があります。
これらの変化はその場にいる人間達が被検体に注意を向けていない間に行われ、即座に新しい物品や人間となって現れます(_補遺3_を参照)。こうした変化を記録しようとする試みは、録画したテープや映像入力が、同様の瞬時に起きる変化に惑わされてしまうため、無意味だと判明しています。SCP-056が何の道具や武器も持っていないと明らかであるにも関わらず、服装もまたこの時に変化します。
SCP-056の「本当の」姿を見ることは、原理的に不可能です。空の、コンクリートで出来た空洞にSCP-056を収め、閉鎖したループ録画のビデオ設備の元に置くと、SCP-056はより高級なカメラに変化し、カメラによって観察されていることを知っているとアピールしました。更なるSCP-056の本当の姿を明らかにしようとする試みの後に、SCP-056は単独でいる時は体温や、心拍や、重量といった生命の兆候を一切示さないことが明らかになりました。研究者達は、SCP-056は何らかの観察下に置かれなければ存在できないと確信しています。
被検体と接触する職員は、しばしばある種の「羨望」や「不快感」を感じつつも、SCP-056に対して、ネガティブ・ポジティブ両面において非常に強い感情を覚える傾向があります。どういった感情を覚えるかは、職員の人格タイプによって決定されます。警護スタッフはしばしば、SCP-056自体や、その今取っている形状を嫌いつつも、被検体の命令には服従したくなることがあると報告します。一方で、SCP-056に長時間接触している研究者は、しばしば被検体と口論し、あるいは侮辱し、結果として被検体に恥じらう研究者が追い出されるということが起こります。
SCP-056はきわめて会話が上手く、いかなる言語や、非言語的な手段によっても非常に円滑なコミュニケーションを取る事が出来、また暗号学者や趣味の研究者によって生み出されたものを含む200以上の方言を流暢に操ります。SCP-056は頻繁に周囲のスタッフに対して軽蔑をあらわにしますが、一方で下手に出て要求された事については、要求されたことは何でも実行します。SCP-056は雑誌や、ファッションや、自動車や、理論科学、スポーツなどさまざまな分野に興味を示し、いかなるトピックにおいても、大抵は現在会話している人間をはるかに上回る知識量と理解を披露します。SCP-056との長期間の会話を終えた職員は大抵怒るか、失望するか、嫌悪をあらわにしますが、可能ならもう一度対話をもとうとします。他のSCPについて質問されると、SCP-056は恐怖と、しばしば憎悪を露わにし、Safeに分類されているSCPについてすら言及を拒否します。
追記
被検体は服飾デザイン会社[編集済]で働いているところを発見されました。発見に際して、異常な数の殺人や自殺、精神異常がSCP-056 の周囲で働いていたモデル達に起きていました。クラスEの職員がSCP-056を拘留しようと試みた時には、SCP-056はそのあまりに代わり映えしない光景によって激怒し、[削除済]のように見える形態へと変化、17人のエージェントと10人の市民を死亡させました。本事件は、精神病に悩まされていた職員の一人が銃器を使用し、他の職員を攻撃したという形で処理されました。
補遺1
レベル4以上のクリアランスを持つ職員のみ文書#956-0を参照可能。
文書#956-0: SCP-056との初遭遇時における音声記録
<テープ開始>
エージェント ███████: おい、聞いてくれ……お前が何かは知らないがお前を殺人の罪で逮捕する。
SCP-056: いやだ。向こうへ行け。
(カチカチいう音。エージェントが武器を抜く)
エージェント ███████: 我々と一緒に来てもらう。
SCP-056: お前は本当はそんなことはしたくないんじゃないか? ちんけな奴め。
(驚いたようなざわめき、記録者のものか)
エージェント ███████: くそっ、あれはまるで[データ削除済]!
(銃声、叫び声)
<テープ終了>
補遺2-a
文書#956-1を参照。
文書#956-1: SCP-056の振る舞いに関する試験
実験の手続き:
[データ削除済]
補遺2-b
結果:
補遺3
キニース博士の記録から:
私は最近、056がインターネットへのアクセスを複数回要求したという報告を受けた。この出来事について056に質問したところ、被検体は、我々が「被験体の理解についていける集団は用意する事ができず」「被検体の輪郭を知るために世界そのものが必要になる」と述べた。言うまでもなく、要求は却下された。