SCP-1026 : 親しいひと

Information

Name: 親しいひと
Author: csshow
Rating: -5/17
Created at: Sat Dec 27 2014
オブジェクトクラス: Safe Euclid (補遺1026-1を参照)

特別収容プロトコル

SCP-1026は8m×8mの大きさの部屋に収容してください。収容室には家具を設置しないでください。職員が外部からの監視なしにSCP-1026の収容室に立ち入ることは推奨されません。SCP-1026はセクター██の強化収容室に収容してください。職員はこの収容区域への立ち入りは認められていません。SCP-1026の観察を行う際はいかなる場合でも保安用カメラを通じて遠隔的に行ってください。SCP-1026は食物や水分、睡眠を必要としないと見られるため、SCP-1026の世話をする必要はありません。

説明

SCP-1026はそれを直接見たすべての人間に対して強力な精神的影響を与える実体です。SCP-1026の影響を受けた人間は、SCP-1026は自身と親しい間柄で、信頼を置いている何者かであると完全に信じ込みます。SCP-1026を見た人間からその思い込みを解除する方法は現在発見されておらず、SCP-1026の影響は、影響を受けた人間をSCP-1026のもとから立ち退かせてから約1時間後まで続きます(実験対象が深い人間関係をまったく有していない場合、たとえば、対象が社会病質者であるような場合は、対象はSCP-1026を視認することができず、その存在を承認することを拒否します)。SCP-1026をカメラ映像や写真などを通じて間接的に視認した場合、SCP-1026は輪郭の曖昧な人型実体に見えます。SCP-1026は「揺らめいている」ように見え、急速にその身長や形体、色彩を変えます。SCP-1026には会話能力があります。しかし、SCP-1026の発した声は、SCP-1026を直接見ている人間には完全に普通の人間の声として認識されますが、それ以外の人間には極度にひずんで聞こえます。また、SCP-1026は通常の人間と同様の推論・問題解決能力も有しています。SCP-1026の気質は非常におとなしいものです。(補遺1026-1を参照)

メモ

SCP-1026はおそらく、部分的に通常の時空の「外」に存在しているように思われる。このために、SCP-1026を間接的に見ると「揺らめいている」ように見えるのだろう。しかし、このことが正しいという確固たる証拠はない。SCP-1026の本質を正確に把握するにはより多くの調査が必要だ。-█████博士

補遺1026-1

次の記録はSCP-1026の変身能力の正確な性質を確定するために行われた実験についての記述です。この実験はインシデント1026-1が発生する直前に行われました。██年██月██日、D-5582は実験場に入り、SCP-1026の生理機能に関する情報を収集するための一連の実験を行うように命令されていました。█████博士がこの実験を監督し、D-5582とスピーカーを通じて連絡を行っていました。

<記録開始>
(D-5582がビデオカメラを持ちながら実験室に入る)
D-5582: おい。ここに誰かいるぞ。
█████博士: そうですね。実験を続けてください。
D-5582: え、か、母さん。お、俺のお袋がいるぞ。おい、お前、どうなっているんだ。
█████博士: そこにいるのはあなたの母親ではありません。実験を続けてください。
SCP-1026: (ひずんだ言葉を発する)
D-5582: 心配しないで、母さん。俺がここから連れ出してあげるよ。 (スピーカーに向けて) お袋をここから出せ。
█████博士: それはあなたの母親ではありません。実験を続けてく……
D-5582: こんな糞実験なんざ知るか。何がどうなっているのか教えろ。そうしなきゃお前の言うことなんて聴かねえ。
SCP-1026: (ひずんだ言葉を発する)
D-5582: 俺にも分からないよ、母さん。今突き止めようとしているところなんだ。
(D-5582がスピーカーに備品を投擲するも外す)
D-5582: くたばれ! みんなくたばれ! (泣き始める)
█████博士: (溜息) D-5582、実験は終了しました。この部屋から退出してください。
(SCP-1026がD-5582のもとへ移動を始める)
D-5582: お袋を置いてなんていけるか。
█████博士: 実験チャンバーから退出しないと、セキュリティを呼ぶことになりますよ!
(SCP-1026がD-5582に背後に立っている)
█████博士: 最後にもう1度言います。退出しないと……。
(SCP-1026はD-5582の肩を掴み、彼を振り向かせる。彼の顔を「凝視」しているように見える)
█████博士: は、早くセキュリティを呼ばなければ。
(D-5582がひどく痙攣し始め、彼の体がSCP-1026と同じように「揺らめき」始める)
█████博士: なんてこった……。奴らが二人……。
(セキュリティチームが入ってきたときには、SCP-1026とD-5582が実験室の扉へ移動を始めている)
<記録終了>

上記の事件が記録された後、SCP-1026とD-5582は収容を破りました。この二体の実体は普段と異なり攻撃的な姿勢を示し、セキュリティチームの人員のうち█名を殺害し、██名以上の人員を負傷させました。セキュリティチームはSCP-1026の変身による影響で、対応が非常に困難になっていました。これらの実体のうちの一体(現在はSCP-1026-Aという名称が割り当てられている)を臨時拘留室に誘い込んで再収容することができましたが、SCP-1026-Bの行方は分かっていません。 (補遺1026-2を参照)

メモ

糞。こいつらは繁殖できるのか……。外に他にもこいつらがいるとしたら、深刻な問題を抱えることになるぞ。-█████博士

補遺1026-2

██年██月██日、SCP-1026-Aが現在拘留されているセクター██から2マイル離れた場所でSCP-1026-Bが発見されました (どのようにしてSCP-1026-Bが元来の施設からセクター██の近辺にまで移動したのかは現在不明です) 。セキュリティチームがSCP-1026-Bの収容のために特派されました。[削除済み]により、SCP-1026-Bは偶発的に無効化されました。██年██月██日、█████博士により、SCP-1026-Bの解剖が行われました。 (文書1026-Bを参照)


Unless otherwise stated, the content of this page is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License.