Information
Name: お喋り頭
Author: gnmaee(NoTranslator)
Rating: 2/4
Created at: Thu Dec 17 2015
アイテム番号: SCP-1263
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル
SCP-1263-1から-5は、妊婦を収容するために改良したヒト型生物収容室に個別収容します。SCP-1263-Aの新たな実例は出産直後に分析・評価し、終了または興博士の裁量で更なる実験のために保管します。現時点では23体のSCP-1263-A実例が、実験のためサイト-107に保管されています。同じSCP-1263個体が出産した実例は、承認を受けた実験以外では、互いの1.4m以内に近付けてはいけません。
説明
SCP-1263は5人の白人姉妹であり、SCP-1263-1からSCP-1263-5と指定されています。SCP-1263-1から-5は収容前のどこかの時点で昏睡状態に陥っており、現在もそのままです。4ヶ月毎に、SCP-1263-A実例5体が同時にSCP-1263の子宮内に出現します。SCP-1263-Aの”妊娠期間”は3ヶ月続き、1ヶ月の休止を挟んでサイクルは繰り返されます。
SCP-1263-A実例は、身体から切り離された人間の頭部のように見え、人種や性別は変化します。SCP-1263-A実例は関連する体組織への接続点を欠いており、その代わりに皮膚の層を、前述の接続点が通常位置する場所に有しています。にも拘らず、SCP-1263-A実例は生きており、通常の人間の頭部と同じように身体機能を働かせています。SCP-1263-A実例には、SCP-1263の胎盤と血液をやり取りするための構造が全くありません。実験は、SCP-1263-A実例がほぼ一定の脳活動を見せていることを示しました。
SCP-1263-Aは絶えず、早口かつ困窮した口調で発声しています1。これら発声は概ね理解不能です。同じSCP-1263個体が出産したSCP-1263-A実例が、少なくとも5体、互いの最小範囲1.4m以内に集められると、発声は同期し始め、最終的には完全に理路整然としたものになります。SCP-1263-Aは、異なるSCP-1263個体が出産した実例との間には、この現象を引き起こしません。
同期した発声の性質および言語は、SCP-1263-Aが対応するSCP-1263個体によって異なります。
序: 最初に記録されたSCP-1263-シグマとの交信例。この時、研究者たちはSCP-1263-AEの発声の性質を断定するため、初期分析および実験を実施していた。選択されたSCP-1263-AE実例群が同期し始めた3分後、SCP-1263-シグマは意思疎通を試みた。
<記録開始>
意味不明の声がバックグラウンドに聞こえる。
ヴァルギース博士: こちらヴァルギース博士、SCP-1263-AEの発声の性質を断定するために、実験1263-039-Bを実施している。ジャネックおよびホワイト研究員が助手だ。実験対象は、互いに適切な距離でグループ化されている。現在、発声の同期を待っているところだ。
続く3分間で、SCP-1263-AEの声は着実に同期し、筋の通ったスピーチへと変化した。
SCP-1263-シグマ: もしもし? 今度は聞こえるか?
ヴァルギース博士が応答する前に、5秒の沈黙。
ヴァルギース博士: あー、うん。聞こえるとも。
SCP-1263-シグマ: そいつは良かった! 前の何回かは信号を取得しようとしたんだが上手くいかなくてな。
ヴァルギース博士: 名前を教えてくれ。
SCP-1263-シグマ: ジミーだ、だがそんな事ぁどうだっていいんだよ。とうとう俺の著作を共有できるってわけだ。詩が聴きたくないか?
ヴァルギース博士: いや、結構だ。さて、どうやってこの…コミュニケーション方法を編み出したのかね?
SCP-1263-シグマ: おいおい! 聴けば絶対気に入るって!
SCP-1263-AE実例群から咳払いをする音が聞こえる。
SCP-1263-シグマ: 愛。愛無き人生とは何ぞや? 何故に我らはそれを問わねばならぬのか? それは木々の間を抜ける風に過ぎず。我が膝にて可笑しや。熊蜂の如く浮かぶ。故に自由たれ。
3秒の沈黙。
SCP-1263-シグマ: な、良かったろ? もう一つあるんだ。母なる自然、彼女の甘い愛撫。生命が強要を強いる時、それは我が必要とする全てなり。その響きは甘-
ヴァルギース博士: (ジャネックおよびホワイト研究員に) 頭を片づけてくれ。また別な機会に試そう。
SCP-1263-シグマ: そうかい。手ごわい観客さんだぜ。まぁ考える時間がありゃきっとお前さんらもこいつが好きにな- (不明瞭)
<記録終了>