SCP-1323 : カウンティフェア

Information

Name: カウンティフェア
Author: Raihachi
Rating: 4/6
Created at: Sat Feb 22 2020
アイテム番号: SCP-1323
オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル

SCP-1323へのアクセスポイントの基礎収容は、SCP-1323のコンテストに対する寄贈物の募集を特定する目的の近隣コミュニティーへの受動的監視により成立します。募集は通常、各アクセスポイントが活性化する約7〜10週間前に、多数の建物の側面に貼付された大判羊皮紙または上質皮紙の告知書という形で出現します。募集が確認された場合、関連スキルを有するDクラス職員が選定され、各コンテストへの出品作品を制作するための適切な資材が提供されるものとします。出品作品は完成次第直ちにアクセスポイントへ送付されるものとし、アクセスポイントが活性化する10日より前に行われるものとします。

積極的な収容はアクセスポイントが活性化した場合にのみ必要であり、"対テロ防衛対策"に偽装してアクセスポイントのすぐ外側に検問所を設置することで成立します。SCP-1323への立入りを試みるすべての人物には、小型GPS追跡機、ワイヤレスカメラ、マイク、送信機が内蔵された"会員リストバンド"が提供されます。SCP-1323への民間人の侵入を完全に阻止しようとする試行は、当該人物がSCP-1323内に自発的に出現するという結果に終わり、通常はSCP-1323従業員が帯同しています。

説明

SCP-1323はイギリスの[編集済]州に存在する4箇所のアクセスポイントのうち4箇所からのみアクセスできる異常な空間領域、および領域内において発生するイベントの両方を指します。SCP-1323の内部は広大な平野に類似しており、常に雲が多いか完全に雲に覆われています。いずれの方向に移動しても結果的に主な活性化空間に戻ってきます。各アクセスポイントは10月と11月のある時点中7〜12日間連続して活性化します。所定の期間内に1箇所のアクセスポイントのみが活性化します。各アクセスポイントは最も近いSCP-2952実例から1.5km圏内に配置されます。

当該平地には展示ホール、家畜展示館、余興小屋で構成される催事会場が存在します。催事会場のあらゆる場所には、様々な案内やチケットを取り扱うキオスク、屋台、放浪している大道芸人が点在しています。すべての建物は風化およびひび割れた花崗岩のブロックで建造されているように見受けられ、ゲーム屋台といった非永続的な構造物は通常、経年劣化し​​た木材、擦り切れた布、軽度に腐食した非鉄金属などで構成されています。

展示ホールにはさまざまな審査コンテストへの多数の出品作品が存在しています。すべての出品作品は手製で、部門としてはキルト、ジャム、ゼリー、写真(白黒、カラー、キルリアン1部門に分かれています)、刀および短剣、宝石の彫像、水彩画、刺繍、楽器が挙げられます。各部門の上位3名の受賞者の元には、該当するアクセスポイントの非活性化と同時に、主たる住居内に革の袋2が出現します。各袋にはそれぞれ重量1ポンド(0.4536kg)の純金属で構成された13枚のコインが内包されており、1位受賞者には金貨、2位受賞者には銀貨、および3位受賞者には銅貨が授与されます。

どのカテゴリーの参加者もSCP-1323への"フリーパス"を受領し、"従業員制限"エリアへのアクセスが許可されます。Dクラス職員によって記録された立入調査により、この制限区域は土製の壁および天井を備えた地下に存在するように見受けられることが判明しました。参加者は一般に大部屋に監禁されますが、Dクラス職員は以前他のエリアに立入り可能であった場合があり、当該エリアはレイアウトがトポロジー的に矛盾した複雑な通路網であるように見受けられます。催事会場の従業員が時折これらの通路を移動している様子が確認されますが、目撃された場合彼らは非従業員を元の部屋へと一律帯同します。

家畜展示館は四つに分かれており、それぞれ異なる種類の動物を収容しています。当該動物群にはウシ亜科の動物(様々な品種の畜牛)、ウマ科の動物(様々な品種のウマおよびユニコーン)、イヌ科の動物(様々な品種の猟犬およびオオカミ)、およびブタ科の動物(ブタ、去勢済の雄豚、イノシシ)が存在します。各動物種の最優秀実例を審査するコンテストに加え、曲芸、障害物競走、デスマッチ等の動物が関わる不定期の展示実演があります。

余興小屋は様々なゲーム、乗り物、アトラクションで構成されています。これらには、輪投げ、アップルボビング、スキーボール3、回転木馬、観覧車、鏡の迷路などの一般的なアトラクションに加え、射撃場4、見世物小屋、"体重当て"ブース5などの異常なアトラクションが含まれます。いずれも参加する場合にはチケットが1枚から15枚必要です。

屋台では、焼いた鶏肉の足、揚げ菓子(アイスクリーム、スナック菓子、チョコサンドクッキー、アンブロシア6がすべてこれまでに確認されています)、綿菓子、キャラメルアップル、ビール、レモネード等といった典型的な縁日の食べ物が販売されています。料金はチケット5〜10枚です。これらの食品を摂取したことが認識されている全来場者のうち約17%は、現地のアクセスポイントが非活性化する前にSCP-1323を退場することができず、後に縁日の従業員になったことが確認されました。

情報キオスクでは催事会場の地図やプログラムスケジュールを提供したり、フェアの期間中使用されるチケットの販売を行ったりします。チケット価格はSCP-1323の出現全般にわたって一定であり、以下の内容となっています:

チケットを購入する民間人や財団職員には最長で7年間にわたり、様々な精神的、感情的、および行動的な異常を示すようになり、この間にいかなる異常で病的な衝動に従うことを防ぐことが不可能である場合、しばしば強迫観念や不吉な前兆を訴えます。

催事会場の従業員は全員、20世紀初頭の様式に調和した衣類や時代衣装を着用しています。従業員の行動および専門用語は、同時代の典型的なカーニバルの客引きを強く連想させるものです。従業員の37%のみが人間のような姿をしており、残りは異常な人型実体です。当該実体の形態は個体間でかなり多様です。身長が約75~215cmの範囲であり、肌の色は純白、青と緑の様々な色合い、ダークブラウンなどが挙げられます。また、顔面の特徴を誇張されていたり非標準的な配置になっている場合もあります。従業員へのインタビューや、業務以外の方法で従業員と接触しようとする試行はすべて、"管理者に相談してください"という提言により拒絶されます。"管理者"の構成員は、インタビューを繰り返し要請し、制限区域の探索を行っているものの、所在は判明していません。

従業員、他の来場者、催事会場の構造物、またはコンテストへの出品作品に対して攻撃的な行為を行った場合、違反者を活性化しているアクセスポイントから放逐する、大型で筋肉質の実体7が迅速に出現します。そのように放逐された人物は、将来にわたっていかなるアクセスポイントにも立入ることができず、大抵の場合、不自然な皮膚色素の沈着変化、顔面および頭部の軟骨の急速な成長、および体毛成長速度の増加といった軽微な外見上の変化を示します。これらの外見変化は永続的なものであり、外科的に修正された場合でも、急速に復元するようになります。

SCP-1323およびSCP-2523へのアクセスが可能な時間枠が重複していることに加え、それぞれの所有者の態度から、両者には何らかの関連があると仮定されています。SCP-2523に関する問い合わせは、前述の大型存在が出現し、一連の質問の中止を要求されるという結果に終わります。従わなかった結果、催事会場のスタッフを脅すのと同様に永久追放という結果に終わります。


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