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Name: 現状維持
Author: gnmaee(NoTranslator)
Rating: 20/20
Created at: Sat Jan 30 2016
アイテム番号: SCP-1915
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル
SCP-1915は対象自身によって改造された人間型収容ユニットに保たれます。家具や食物は、SCP-1915自身によって供給されるため必要とされません。1名の警備員の同伴の元、指定の庭地で日常行動の散歩が行われます。高価な設備や慎重な扱いを要する設備がSCP-1915の近辺に持ち込まれるべきではありません。
説明
SCP-1915は白人男性であり、年齢は33歳、ごく普通の体格と身長をもった人物です。回収時に携行していた文書により、█████ ███ ██████という人物であることが判明しています。身元調査の結果、親戚関係や親密な友人関係は発見されませんでした。SCP-1915の特異性は、局所的な因果関係の異常状態によってSCP-1915の身体・人格・記憶・ライフスタイルの有意な長期的変化が打ち消される点に始まります。SCP-1915は自身の人格が現状を維持し続けるよう、自身の周辺の現実を改変します。SCP-1915の効果は非生物物体操作や精神操作の範囲に大きく限定されており、SCP-1915自身を除く生物に対して永続的な影響を与えることはできません。SCP-1915は自身の特異な性質に気がついているとは見られず、数度のインタビューにおいて自身の人生に関する懸念を示したことから軽度から中等度の不満を抱いていることが判明しています。SCP-1915は自身の収容状態に気がついておらず、現在も発見現場であり既に消滅した██████コーポレーションのオフィスに雇用されていると確信しています。
補遺-1915-A
事件記録1915
事件-1915-A
日時
2███/██/██
場所
██████ ██████、██に所在する██████コーポレーションのオフィス
説明
初期回収において、SCP-1915は機動部隊Delta-17("グリーンキャップス")によってサイト-17へと護送されました。輸送の最中、SCP-1915は機動部隊Delta-17の装甲車両を、雇用されていた当時に通勤のために利用していた██番市内バスへと改変しました。SCP-1915は機動部隊の構成員を他のバスの乗客であると確信したと見られています。車両を運転していたエージェント・██████は一時的に自身がバスの運転手であると確信し、またバスの通常の路線を正しいものと考えました。他の機動部隊構成員の言葉による説得によってこの効果が無効化できることが確かめられ、SCP-1915は改変された車両によって安全にサイト-17へと輸送されました。
事件-1915-B
日時
2███/██/██
場所
サイト-17、人間型収容棟、セル257
説明
指定のセルに到着すると、SCP-1915はセルを自身の貸室([編集済]に所在する)の完全な複製へと改変しました。電子機器は外部の動力源無しに動作を継続し、浴室は水道による流水および排水口の両方の機能を維持しました。改造されたセルから取り出されると、これらの物体は特異な性質を失いました。SCP-1915はサイト保安要員や研究者らを隣人や地元のサービス提供者であるとみなしました。
事件-1915-C
日時
2███/██/██
場所
サイト-17、人間型収容棟、セル257、メンテナンスクローゼット17
説明
初期収容からの翌朝、SCP-1915は自身のセルを(ロックされていたにも関わらず)退去し、近隣のメンテナンスクローゼットへと進入しました。派遣されたサイト保安要員により、██████にあるSCP-1915の個室を模倣するように改造されたクローゼットが発見されました。クローゼットには動作する電話とインターネットへの接続も存在しました。サイト保安要員と対峙した際、SCP-1915は『予算報告書を仕上げる時間に遅れた』ことに対して謝罪し、特別利益に関する内容が必要であることを主張しました。
補遺-1915-B
インタビュー記録 SCP-1915-3
質問者: ████博士
回答者: SCP-1915
序: このインタビューはSCP-1915の回収から1週間後に行われました。その期間中、SCP-1915は同じ日常行動を維持し続けました。
<記録開始>
████博士: こんにちは、SCP-1915。
SCP-1915: あ、こんにちは。'k'は発音しなくていいです。ここは初めてですか?
████博士: SCP-1915、あなたがどこにいるか気付いていますか?
SCP-1915: は?いや、そりゃもちろん、執務室でしょう。
████博士: ここはあなたの執務室ではありません。
SCP-1915: ええ、もちろん私のではありません。また昇進を見送られてしまったんでね。
████博士: そういう意味で言ったのではなく… 少なくとも、私はそうは思いません。
SCP-1915: 気にしなくていいですよ、よくあることですから。みんな私を見て、『おいあの人を見ろ、彼はもうそろそろ自分の執務室を持ってるはずだ、だって会社にずっと長く務めてて、あんなに尽くして来たんだから』と。でも違う、それが私の間仕切り部屋での生活なんだ。それで、あなたはどういう役職の方ですか?
████博士: え。会計士補です。Bernsteinのチームの。
SCP-1915: 3階の人たち、でしたっけ?
████博士: ええ、コーヒーマシンの近くです。
SCP-1915: Lisaもそこで働いてるんですよね?
████博士: あー、多分、そうだと思います。
SCP-1915: 良かったら彼女に伝えて欲しいことが… あ、いや、そのうち電話してくれって事を。
████博士: 伝えるんですか?
SCP-1915: 済みません、忘れてください。きっと彼女は私を拒むでしょう。彼女には何も伝えないでください。少なくとも私が未だに想っているようなことなんか。
████博士: それは…結構な事ではないですか。済みませんが、ボスを待たせてしまっていると思うので-
SCP-1915: それもそうですね。良い一日を。そのうちまた話しましょう。
<記録終了>