Information
Name: 幻覚ダイス
Author: kotarou611
Rating: 14/16
Created at: Sat Mar 19 2016
アイテム番号: SCP-1974-EX
オブジェクトクラス: Safe Explained
特別収容プロトコル

[編集済]における配布事件の後に残された、SCP-1974-EXの標本
SCP-1974検体は、実験時以外はサイト61の低価値物品倉庫に収容されます。SCP-1974_-EX_検体はサイト55の研究開発保管区画の通常の小物品用金庫に収容されます。
実験の被験者以外の職員が取り扱う場合、特異な効果_SCP-1974-EXの材質に練りこまれた薬物_への曝露を防ぐため、ブチルゴムまたはニトリル(NBR)ゴム製の手袋を着用しなくてはなりません。影響を受けた職員は免職され、効果が切れるまで(およそ36時間)隔離されなくてはなりません。
現場エージェントに指令61-1974-Bが発令されました。指令は低優先度で、内容は財団に確保されていないSCP-1974検体の確保と収容、また発生源への手がかりを探すことです。指令61-1974-Bは1992年08月16日をもって破棄されました。
説明
SCP-1974_-EX_は通常のアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)重合体を材質とした20面ダイス(テーブルトーク式ロールプレイングゲームではd20とも呼ばれる)です。
いかなる人物でも、SCP-1974_-EX_を5分間握り続ける、あるいは通常のロールプレイングゲームでおよそ1時間以上使用し続けると、幻覚の効果の影響を受け、強烈な暗示にかかります。SCP-1974_-EX_がロールプレイングゲームに使われた場合、影響を受けた被験者のうちおよそ90%が、ゲーム中のパラメータや状況を現実のものと信じ、それに応じて行動するようになります。この効果は36時間持続するのが典型的です。残りの10%の被験者は、LSD-25やシロシビン1に意図せず曝されたとき生じるような種々雑多な幻覚を体験します。SCP-1974_-EX_の使用方法を特に指定せずにSCP-1974_-EX_の影響を受けた被験者も、同様に種々雑多な幻覚を体験します。
現在、SCP-1974の影響が化学的なものか、ミーム的なものか、または超常的なものか調査中です。
分析の結果、SCP-1974-EXに含まれる[編集済]が結合したABSはジメチルスルホキシド(DMSO)に類似する溶媒・分散媒ですが、室温では固体です。これは長時間作用する幻覚剤であるr-エルゴタミン誘導体を導入するのに用いられます。加えて、SCP-1974-EXは周波数[編集済]の聞き取れない音を発信する装置を含んでおり、これが幻覚剤と結びついて心理音響効果を引き起こし、SCP-1974-EXに暴露した被験者にきわめて強い被暗示性をもたらします。
SCP-1974-EXは単に被験者に幻覚をもたらすだけであり、かつそれは密かに幻覚剤を投与することによって行われているため、1992年08月16日現在をもってSCP指定から外れ、メインSCPデータベースから除外されます。さらなる未収容個体は警察の手に委ねられ、財団エージェントの任務となることはありません。
秘密活動や人間型SCPのコントロールに利用できる可能性があるため、財団研究開発部がSCP-1974-EXの徴用を行い、別の形で同じ効果を得る方法を開発中です。2
補遺
SCP-1974_-EX_は、19██年█月の██日から██日にかけて行われたサイエンスフィクション・ファンタジーのコンベンションである[編集済] ConにてSCP-1974_-EX_個体が無料サンプルという形で大量に配布されたために財団に注目されました。200人以上が奇妙な行動を起こし、█人の死者、██の重軽傷者が出、また多くの器物損壊事件や治安びん乱行為を行ったために拘留されました。███個のSCP-1974_-EX_個体が没収され、事件は大量の食中毒による集団パニックであるということになりました。
事件記録 1974-01
以下はSCP-1974_-EX_が初めて公に解放された直後の事件報告の抜粋です。大多数の被験者は害こそないが不条理な振る舞いを起こし、また少数は自身または特に怪しまない無防備な他者に危険な振る舞いを起こしたということが示されています。
SCP-1974-EXの出処は不明です。関連情報は引き続きの捜査のために匿名で████████, ██警察に送られます。