SCP-2010 : アイなしフォン

Information

Name: アイなしフォン
Author: gnmaee(NoTranslator)
Rating: 25/51
Created at: Sun Jan 31 2016

オブジェクト番号: SCP-2010
 
オブジェクトクラス: Safe
 
特別収容プロトコル: SCP-2010は、研究のため不可欠な状況でなければ、セクター-3-242の4番安全保管庫の2つ目の棚で保管されます。研究のため使われるのはDクラススタッフだけです。どのような場面であれ、他のスタッフがSCP-2010の観察を行うことは許されません。
 
詳説: SCP-2010は、Appleのスマートフォンのような構造を持つガジェットです。画面のガラスは「PROTOTYPE」のフレーズが彫られ、その中で「O」が甚だ大柄です。SCP-2010は、同ブランドのスマートフォンで通常観察されるはずのロゴを持たず、また電源を欠くため、普通のスマートフォンのような操作は行えません。
 
研究へ参加させられたDクラススタッフがSCP-2010を触ると、Walk Off the Earthの「Can't Take My Eyes Off of You」のカバーソングが、謎のプロセスで流されます。曲が流れ出すと、DクラスはSCP-2010を落とすだけでなく、必ず音源の側へ倒れます。曲が終わるまで、彼らはその場を離れません。曲が終了すると、Dクラスは、もはや眼の観念を把握することが不可能となるため、眼が在る感覚を覚えるはずの状況下へ置かれても、彼らが分かるのは虚ろな空間があることだけです。すべての研究参加後のDクラスからは、己が眼を持つことを嘘だと拒むような言動が観察されます。
 
補足2010-01: SCP-2010は、このような文章が書かれたメモと併せて発見されたようです。

もう工場へは送るな。これは我々が狙った挙動とは異なる。我々は、共通の発音で、かつ別のものを表す言葉が生んだトラブルを片付けねばならなくなった。我々の目下の懸念が眼Eyeであるわけがなかろう?これは正されなければならぬ重篤な欠陥だな。我々はただ、あの邪悪なアルファベットの、我々の住むこの世からの淘汰を願っただけなのだが。我々へ苦痛を与え、我々の安息を奪ったのは、あの音節だけだ。我々は、これから我々の仇あだを葬る。さらなる宇宙の汚染は、もはや許容不可能だ。同胞よ、間もなく安穏の慰めが訪れるだろう。この世の誰もが我々の抗弁の歌を聴取するはずだ。四つの母なる音らよ、栄えあれ!

-クローレー長官


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