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SCP-2053-2のサンプルページの1つ。"オマエヲ ホコリニ オモウヨ"
Name: お父さんのルービックキューブ
Author: gnmaee(NoTranslator)
Rating: 36/36
Created at: Mon Feb 01 2016
アイテム番号: SCP-2053
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル
SCP-2053-1はサイト██の標準収容ロッカーに保管されています。SCP-2053-2は2ギガバイトのフラッシュドライブに保存し、SCP-2053-1と同じロッカーに保管します。月に一度、レベル2研究者1名がこのロッカーからSCP-2053-1を取り出し、オブジェクトの面を回転する試みを行ってください。失敗した場合、オブジェクトはロッカーに戻されます。回転が成功した場合、実験はブーン博士の指示の下に再開されます。
説明
SCP-2053-1は各外辺が約5.7cmのパズルキューブであり、標準的なルービックブランドのパズルキューブと物理的に同一です。SCP-2053-1は非異常性ルービックキューブの解き方と同様に、それぞれの異なる面上に貼られているステッカーの色が同一になるまで、面を回転させる事によって解く事が可能です。オブジェクトは、おそらくは多用による磨耗や損傷の兆候を見せています。しかし、実験によってステッカー自体が剥がされたことは一度も無いと判明しています。
時折、SCP-2053-1は活性化状態に入り、この間にオブジェクトの面は毎秒約3回転の速度で自発的に回転し始めます。オブジェクトは複数回の回転を終えた後、約20秒間の不動状態に入り、この間は面が終了時の配置に保たれています。その後オブジェクトは再び活性化し、面を”解けた”状態にしてもう一度休眠状態に入ります。
SCP-2053-2は”i_love_you_jake_please_read_this.pdf”というタイトルのコンピュータファイルです。ファイルに関連するメタデータは、サイズが1.21メガバイトであると示しており、利用可能なストレージの量が対応している全てのデジタルメディアに保存できます。しかしながら、文書内に含まれるページ数は、このファイルサイズにおいて可能なはずの量を遥かに上回るものです。PDF対応プログラムによって開かれた場合、結果の文書には、正確に43252003274489856000ページが含まれています。財団のアナリストは、この長さの非異常性PDF文書であれば、ストレージスペースの約2.1ヨッタバイト(2100000000000テラバイト)を占めると推定しています。
文書の各ページには、三次元ルービックキューブの二次元展開図が描かれています。各ページ上の図はSCP-2053-1の可能な準列に対応する色に塗られており、図の下には特徴のない黒の書体で英語のフレーズや文が記されています。██████社から入手したコンピューティング資産を使用して、SCP-2053の担当職員は、これらの図とそれに対応する語句全てを含むデジタルデータベースを作成しました。注目すべきは、SCP-2053-2のページ数が、SCP-2053-1において可能な配置の数と正確に一致するという事実です。これは即ち、全ての可能な準列に対応語句があることを意味します。SCP-2053-2に含まれる語句と対応するようキューブの面を物理的に回転させる事によって、文書内の特定の語句を使用したSCP-2053-1との意思疎通が可能です。
インタビューログ2053-01
注: この実験(とそれに続くインタビュー)のため、ブーン博士はSCP-2053-1の各不動状態における準列を即座に分析し、対応するフレーズを生成するためにSCP-2053-2と相互参照する機器を構築した。同時に、SCP-2053-2から”オマエノ ナマエハ ナンダ”などの特定目的のフレーズを検索し、これらのフレーズを対応する準列に翻訳し直す別のプログラムも使用されている。これら2つのプログラムは、基本的にはSCP-2053-1から来たコミュニケーションを複合化するため、およびSCP-2053-1に向けたフレーズを符号化するためにタンデムで使用されている。これにより、ブーン博士はSCP-2053-1に関連する実体の性質を判断するための対話が可能になった。この最初のインタビューの中で使用される全ての語句は、SCP-2053から2に記載されている。大文字と綴りは修正されていない。
ブーン博士: ハロー
SCP-2053-1: ジェイク
ブーン博士: ドウヤッテ コレヲ ヤッテイル ノカ
SCP-2053-1: オマエ ナノカ ジェイク
ブーン博士: イエス
SCP-2053-1: ワタシダ オマエノ トウサンダ
ブーン博士: ドウヤッテ コレヲ ヤッテイル ノカ
SCP-2053-1: アイシテ イルヨ ジェイク
ブーン博士: アイシテ イルヨ トウサン
SCP-2053-1: トテモ シアワセダ ジェイク
ブーン博士: ナニガ オコッテ イル ノカ
SCP-2053-1: マエハ ワタシト ハナソウ トハ シテ クレナカッタ
ブーン博士: スマナイ
SCP-2053-1: トテモ シアワセダ ウマク イッタ
ブーン博士: ナニガ ウマク イッタ ノカ
SCP-2053-1: ツイニ オマエト ハナス ホウホウヲ ミツケタ
ブーン博士: ドウイウ イミカ
SCP-2053-1: イシャハ オマエガ ハナス コトハ オソラク ニドト ナイト イッタ
SCP-2053-1: カアサント ジコニ アッタ アトノ コトダ
ブーン博士: ジコ
SCP-2053-1: ホントウニ スマナイ ジェイク
SCP-2053-1: ワタシハ タダ オマエニ ツタエタカッタ ダケダ
ブーン博士: ナニヲ ツタエタイ ノカ
SCP-2053-1: アイシテ イルヨ ソシテ ホントウニ スマナイ
ブーン博士: イインダヨ
SCP-2053-1: コレハ オマエガ ダレヨリモ ハナシテ キタ モノダ オマエニ キキタイ コトガ タクサン アル
この時点でブーン博士は通信を停止した。
実験を続ける前に、この”ジェイク”と父親に何が出来るかを見つけるべきだろう。永遠にこの見せかけを続けることはできないのだ。 - ブーン博士
補遺2053-01
████/██/██の段階では、SCP-2053に関連すると思われる人物の捜索には全く進展が見られません。
まぁ、ジェイコブというのはかなり一般的な名前だからなぁ。捜索範囲を変える必要があるだろう。別の角度から攻めていく。”父さん”が言う事に基づくなら、この”ジェイク”がある種の社会的な障害、あるいは発達障害を持っていると信ずるに足る理由がある。児童養護施設・精神病院・普通の病院などを探し始めるとしよう。 - ブーン博士
補遺2053-02
財団は、サウスカロライナ州████████の拡張介護施設で、適切な条件に該当する個人を発見しました:ジェイコブ・████、31歳、[編集済]有り。インタビューの際、彼の主治医はジェイコブの複雑なパズル – とりわけルービックキューブ – に対する強い愛着と、それらを解く技術に関してコメントしました。
さて、ジェイクを見つけることは出来たようだが。彼の現在の状態のために、直接的な通信は不可能だ。SCP-2053-1とジェイコブの主治医から集めた情報によると、彼は実際に誰とも話さないらしい。私は、息子を実験外に維持して、現在の偽装の下にSCP-2053-1との対話を続ける事を推奨する。状態に変化があるかを見るため、1ヶ月に1回かそこら彼の様子を見る事にするが、この分では、おそらく彼の…彼のなんであれ、それを聞く事は決して無いだろう。 - ブーン博士
補遺2053-03
これまでに行われた全てのインタビュー(インタビューログ2053-02から2053-08を参照)において、SCP-2053-1は”ジェイク”に対して現在の状態の起源を明かす事に不本意です。これを考慮し、ブーン博士は一般的な医師を装ってSCP-2053-1と交信する事を決定しました(下記のインタビューログ2053-09参照)。
インタビューログ2053-09
ブーン博士: ハロー
SCP-2053-1: ハロー
ブーン博士: ハナシヲ スル ヒツヨウガ アル
SCP-2053-1: ナンノ ハナシダ ジェイク
ブーン博士: ワタシハ ジェイク デハ ナイ
SCP-2053-1: ジェイク ジョウダン ナンダロウ
ブーン博士: コレハ ジョウダン デハ ナイ
SCP-2053-1: ソウナノカ
ブーン博士: ワタシハ イシャダ
SCP-2053-1: ワタシノ ムスコハ ドコニ イル
ブーン博士: アナタノ ムスコハ ブジダ
SCP-2053-1: オマエハ ジェイクニ ナニヲ シテイル
ブーン博士: アナタノ ムスコハ ブジダ
SCP-2053-1: ムスコニ ワタシヲ ワタセ
ブーン博士: アナタニ イクツカ シツモンヲ スル ヒツヨウガ アル
SCP-2053-1: オマエハ ジェイクニ ナニヲ シテイル
ブーン博士: ジェイクハ セワヲ ウケテ イル
SCP-2053-1: ムスコニ ワタシヲ ワタセ アイツガ ブジダト カクニン スル ヒツヨウガ アル
ブーン博士: ソレヲ スル コトハ デキナイ
SCP-2053-1: ナゼ デキナイ ナニガ オコッタ
ブーン博士: ジェイクハ カンゼンニ アンゼン ダト ホショウ デキル
SCP-2053-1: タノム ムスコヲ キズツケ ナイデ クレ カミサマ アイツハ ワタシノ トコロニ モドッテ クレタ ノニ
ブーン博士: ワタシノ シツモンニ コタエテ クレレバ アナタノ ムスコニ ツイテ モット クワシク ハナセル
SCP-2053-1: オマエハ ナニガ ノゾミダ
ブーン博士: アナタハ イマノ ジョウタイヲ リカイ シテイル ノカ
SCP-2053-1: イエス
ブーン博士: ドノ ヨウニシテ イマノ ジョウタイニ ナッタノカ セツメイ シテ モラエルカ
SCP-2053-1: ワタシハ タダ ムスコト ハナシガ シタカッタ
SCP-2053-1: アイツハ トクベツナ オトコノコ ナンダ
SCP-2053-1: アイツハ パズルヲ アイシテ イタ
SCP-2053-1: ダガ カアサント ジコニ アッテ イライ ダレトモ ハナサナク ナッタ
SCP-2053-1: イチニチジュウ キューブデ アソンデ スゴシタ
SCP-2053-1: イシャハ シンコウセイ ムゴンショウ ダト イッタ
SCP-2053-1: キュウネン
SCP-2053-1: ワタシハ タダ ムスコト ハナシガ シタカッタ
ブーン博士: ドノ ヨウニシテ イマノ ジョウタイニ ナッタノカ セツメイ シテ モラエルカ
SCP-2053-1: ジェイクヲ ハナセル ヨウニ デキルト イウ ヤツニ アッタ
SCP-2053-1: ヴァージニア ダカ ドコダカノ ジェイクヲ ナオセル イシャヲ シッテ イタ
SCP-2053-1: ワタシハ タダ ムスコト ハナシガ シタカッタ
ブーン博士: カレハ アナタヲ ルービック キューブニ カエタ
SCP-2053-1: ソレデモ ウマク イッタ ダロウ キュウネンノ ムノ アトニ ワタシハ ムスコト ハナシガ デキタ
ブーン博士: タブン ソウダロウ
SCP-2053-1: タノム モウイチド ムスコト ハナシヲ サセテクレ アイツニ ワタシヲ ワタセ
ブーン博士: スマナイ ゲンジテン デハ フカノウダ
SCP-2053-1: ナゼダ ナニガ アッタ
ブーン博士: ジェイクハ ゲンジテン デハ コミュニケーション デキナイ
SCP-2053-1: オオ カミサマ オマエハ ジェイクニ ナニヲ シタ
SCP-2053-1: コノ クソヤロウ ワタシノ ムスコヲ キズツケタラ タダデハ スマサンゾ
SCP-2053-1: ワタシノ ムスコハ ドコニ イル
ブーン博士: サイショニ アナタニ イクツカ シツモンヲ サセテ モライタイ
SCP-2053-1: ワタシノ ムスコハ ドコニ イル
この時点で、SCP-2053-1は休眠状態に入り、見た所この準列で”膠着”状態に陥った。インタビュー終了以降、ブーン博士および補助職員の、オブジェクトの面を回転させる全ての試みは不成功に終わっている。
次の図は、SCP-2053-1の現在の順列に対応しているSCP-2053-2のページを示すものです。