Information
Name: ドッグラン
Author: C-Dives
Rating: 8/12
Created at: Sat Aug 02 2025
PlaguePJP & Fishish: XLIX
by PlaguePJP & Fishish
アイテム番号: SCP-480
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル
SCP-480の出現は自己隔離性の現象であるため、一般社会からの隠蔽において必要とされる財団の介入は最小限です。民間人がSCP-480を目撃した場合は、証言の信憑性を毀損し、クラスC記憶処理薬を投与して治療します。
説明
SCP-480は世界各地の高速道路、一般道路、その他の自動車が走行可能な道に自発的に出現する雄のラブラドール・レトリバー犬です。深刻な交通渋滞が発生している地域にのみ出現します。
渋滞が解消されると、SCP-480は突然、進行する車列の前方1/3付近に位置する1台の車両の正面10~30cm地点に出現します。この結果、SCP-480は連続して車列に轢き潰されます。
15分以上放置されると、SCP-480は消失します。過去に出現した際の負傷は、次の出現イベントまでに完全に治癒します。
SCP-480イベントの解析を通して、出現するのは必ず同一個体のラブラドール・レトリバー犬であることが確認されています。SCP-480が過去の出現イベントの記憶を保持しているか否かは不明です。
補遺480.1 既知のイベント
補遺480.2
事件
2014/03/21の 03:58 AM 、財団のパターン認識ソフトウェアは、ワイオミング州ロックスプリングス付近の州間高速道路80号線にSCP-480が出現した可能性を警告しました。以下の映像はエージェント ライオネル・ガーバーのボディカメラが捉えたものです。
書き起こし
«記録開始»
(エージェント ガーバーは80号線の路肩に車両を止め、懐中電灯を持って降車する。)
(渋滞は既に解消されている。ガーバーは周囲を懐中電灯で確認した後、車両から西方向へ歩いていく。)
(約45m地点で、ガーバーは遠くに痙攣する血塗れの塊があることに気付く。彼は足取りを早めてそちらへ向かう。)
(ガーバーは司令部にSCP-480活動の発生を報告する。)
(SCP-480は未知の原理で生き続けている。)
(監督司令部はガーバーに車両に戻り、収容チームの到着を待つように指示する。)
(SCP-480が弱々しく鳴く。)
(ガーバーは背を向け、車両に向かって歩く。)
(約7m離れてから、ガーバーは振り返る。SCP-480は痙攣し続けている。彼は拳銃を抜き、再びSCP-480に近付く。)
(ガーバーはSCP-480を見下ろすように立ち、まだ無傷の頭部に銃を向ける。彼は発砲し、銃弾が頭蓋を貫通する。)
(痙攣が止まる。)
(ガーバーは背を向け、車両に向かって歩く。)
(SCP-480が弱々しく鳴く。)
«記録終了»