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Name: すべての 吊られた王たち に真の気遣い、真実がもたらされる
Author: sannnnana
Rating: 14/14
Created at: Sun Oct 01 2023
特別収容プロトコル
「パンク・ロック」公演が予定されている会場は、ポーセリン・ギャング・バン Porcelain Gang Bang への言及がないか監視されます。MTF-Xi-75 ("ハナたれScip ")はこれらの公演に参加し、会場で不審な動きがないか監視する任務を与えられます。SCP-5075が出現した場合、MTF-Xi-75は会場の安全を確保し、民間人の拘留について記憶処理部門に警告します。
説明
SCP-5075は、1961年から1975年まで活動していた_ポーセリン・ギャング・バン_ Porcelain Gang Bang として知られるマージービート/ガレージ・ロック・バンドに付与された名称です。SCP -5075によって演奏された音楽は、反権威主義、疫病、性行為をテーマにしたものが多くありました。SCP-5075によって演奏された音楽は、英語と未確認の第二言語の混合で歌われ、おそらくすべてのリスナーが歌詞を文字通りの意味でも感情的な意味でも理解できるようにするミーム効果を持っていました。
SCP-5075のメンバー(5075-1から-4と指定)は、16世紀イギリスの仮面舞踏会の衣装に似た服装に、磁器製の喜劇の仮面を付けた人型実体でした。
SCP-5075は実体化および非実体化する能力を持ち、しばしば演奏中に照明の明滅する中に出現しました。しかしながら、彼らは注目すべきことに、参加者が 900 名以下の会場 (主にパブ) でのみ出現しました。実体は常にセットリストや公演の宣伝素材に含まれていましたが、主催者にはSCP-5075やメンバー個人と交流した記憶はありません。
SCP-5075の音楽はリスナーに向精神作用を及ぼし、実存的な憂鬱や圧倒的な恐怖を引き起こすようでした。以下、SCP-5075-Aとされる一部のリスナーは、SCP-5075を聴いた後、倦怠感と不完全さを表明し、自分自身で音楽を学びたいという願望を示しました。
インタビューログ
インタビュアー
ジェフ・シンプソン研究員
対象
SCP-5075-1、SCP-5075-2
前書
SCP-5075-1と-2は、シンプソン研究員が1951年から1999年まで活動していたオカルトトーク番組『タウタメナジェリー Thautamenagerie 』のジャーナリストであることを知らされた。
[記録開始]
シンプソン<カメラに向かって>
回ってるかな? 大丈夫だな。こんばんは!私は、タウタメナジェリー Thautamenagerie のジェフ・シンプソンです。今日は2人の特別なゲスト-パブ界の新星、ポーセリン・ギャング・バン Porcelain Gang Bang のシンガーとベーシストへのインタビューです!
SCP-5075-1
ハロー、どーも!
SCP-5075-1は座席でお辞儀をする。
SCP-5075-1
呼んでくれてありがとう、うん - とっても楽しみだったんだ。
シンプソン
私もです!初めまして、いろいろ聞きましたよ。
SCP-5075-1
ああ、ありがと、ありがとー。すっごく優しいね。
SCP-5075-2はうなずき、前後に揺れながら同意するようにつぶやいた。
シンプソン
さて、話を始める前に聞きたいのですが、衣装はどうなっているのですか? 派手で、えー、とてもきれいだけど、暑くないですか?
SCP-5075-1
衣装が何だって?
-1 と -2 が笑い出す前に、少しの間がある。シンプソンは微笑む。
SCP-5075-2:わかった、わかったよ、白状するけどよ、俺たちはちょっとばかり派手な格好をしてるけど、それは故郷に帰ることはねえからだ!ひでぇことだよ、故郷で俺らは農民みてぇな格好をさせられて、なぁ。
SCP-5075-1
「故郷」で僕らができたことはあんまりなくて – ヤッたり、死んだり、劇を観たり……-とても、うん、ははは、劇は楽しかったよ、とっても。
SCP-5075-2
ああ、とても楽しかったな!覚えてんのは、最後の方で、みんなが立ち上がって殺…
SCP-5075-1はSCP-5075-2の腕を殴る。
SCP-5075-1
ネタバレだって!神よ、<未知の単語>!
SCP-5075-2は笑う。
SCP-5075-2
まことに申し訳ございませんなぁ。
SCP-5075-2は座席でSCP-5075-1にお辞儀をする。
シンプソン
うーん、あなたがたの故郷は楽しくないようですね。
SCP-5075-1
確かに、そうだね!
SCP-5075-1とSCP-5075-2は未知の言語で会話し、その後笑う。シンプソンは少しの間を置いてから、緊張した面持ちで笑う。
シンプソン
さて、どうやってロック音楽に出会ったのですか? それは許されたことでしたか?
SCP-5075-1
ほとんどの君主様がたは_許してくれた_けど、道化師クソ野郎はロックが好きじゃなくて。
シンプソン
申し訳ありませんが……。
SCP-5075-1
笑い話でもあるんだけど、僕たちはどのようにしてここのパブの舞台に出会ったんだろうね、エヘヘ。
シンプソン
ああ、確かに、でもそれについては……。
この時点で映像は劣化し始めるが、その場にいる 3 人全員が話しているのが見える。映像は約 6 分早送りされる。
SCP-5075-2
そう、俺たちはフラフラとバーミンガムに向かってたんだが、ほら、この趣のある小せぇ店を見つけたとき - カウンターの奥にいた女の子が近づいて来て、待ってたと言って、俺らを中に急かして、そんで、荷物を手渡されて、追い出された。ちょっとぼんやりしてて-金を払ったかどうか?覚えてねえんだよ。分かんね。失神 Syncope って店だったと思うけどよーすごくいい店だった、そう、これまでにこんなに早く出入りしたことはなかった。
SCP-5075-1はくすくすと笑い、SCP-5075-2は怒ってSCP-5075-1の膝を叩いた。SCP-5075-1は笑い、SCP-5075-2の手はSCP-5075-1の膝の上に置かれたままである。
シンプソン
それで、あなたがたはここの出身ではないとおっしゃいましたが、どこからいらしたんですか?
SCP-5075-1
そんなことは気にしないで。謎だからこそ観る価値があるんだ。僕らがレコードを売らないのと同じ理由。
三人とも笑う。
SCP-5075-1
それに… 奴は僕たちを故郷に帰したくないんだ。奴は僕たちを嫌ってて、「地域社会の汚点」と大使は言う。
シンプソン
なんてことだ。申し訳ない。……失礼ですが、大使とは?
SCP-5075-2
ああ…道化師だ、穴の中の、ただのゴミ、お高くとまってやがる。ゴミ野郎が、奴はそうだ、すべてが自分のためにあるべきだと- でも、俺らは奴のために演奏するわけじゃねぇ、よな?
SCP-5075-1
そう!我々が演奏するのは王のため!音楽やまことの意志とかを広めるためにね。
両方の実体は笑い、SCP-5075-2はSCP-5075-1の膝から手を離す。シンプソンは混乱しているように見えるが、すぐに落ち着きを取り戻す。
シンプソン
ほう!あなたがたは確かにどこか別の場所からいらしたようです。インタビューで今更こんなことを聞くなんて信じられないですけど、お二人のお名前は?
SCP-5075-1とSCP-5075-2は視線を交わす。
SCP-5075-2
そんな小せぇことは気にするなよ。
SCP-5075-2は指を唇に当てる。
SCP-5075-1は笑う。シンプソンはカメラに向かってSCP-5075が宣伝素材を模倣しようとしていることについて簡単に話し、SCP-5075-1とSCP-5075-2に別れを告げ、その後インタビューを終了する。
[記録終了]
「ポーセリン・ギャング・バン Porcelain Gang Bang のショーでの暴行事件」
今週土曜日の夜、人気ライブハウス「ザ・キャンベイ・クラブ "The Canvey Club" 」で奇妙な事件が発生した。革新的なガレージロックバンド「ポーセリン・ギャング・バン Porcelain Gang Bang 」の演奏中、熱狂的なファンとみられる人物がステージにあがろうとした。警備員に引き戻されたが、犯人はリードシンガーの足を殴り、膝を負傷させた。犯人は[向精神性ハザード削除]に向かった。参加者は生存しているものの依然として重体であり、予期せぬ影響で数人の警察官が死亡した。最後に「灰色のスキンスーツを着た背の高い男で[…]口がない」と供述された犯人は、未だ逃走中である。続報は現在のところ未定。
研究員メモ
この切り抜きがいつ、どこで、どのようにして財団によって入手されたのか、またそれがどのような出来事を指しているのかは不明です。現在、サイト-77のアーカイブにアノマラスアイテムとして保管されています。
日付
1975/██/██
場所
「タリー・ホー Tally Ho 」パブ、ケンティッシュタウン
割り当てられた機動部隊
MTF-Xi-75 ("ハナたれScip ")
参加チームメンバー
Xi-75-A (ゴールデンアイ)、Xi-75-B (ブリッジス)、Xi-75-C (レスリー)
[記録開始]
照明が明滅する。群衆は歓声を上げ始める。2分後、SCP-5075の全体がバロック様式の小道具や装飾とともに出現する。観客は徐々に静まり返る。
SCP-5075-1
えーっと、ハハハ、たった今知らせが入ったんだけど、ショー中に雨が降るみたい。そして - そして、みんなに落ち着いてもらうために言っておきたい…夜は少しも台無しにならない! 今夜はとても激しくロックするから…雫を空中で止めてみせるよ。
SCP-5075は楽器のチューニングを開始する。地面から霧が立ち上り始める。
Xi-75-A
奴らだ! ねえ、誰か、記憶処理班を呼んで、出口を封鎖しないと。
辺りで静電気の大きな破裂音が聞こえ、Xi-75-A のマイクから音が出なくなる。Xi-75-A はどのカメラにも映らず、残りの録画にも現れない。
Xi-75-C
えっ?
Xi-75-B
聞こえない!
Xi-75-C
彼女は何と?
Xi-75-B
さっぱり分からない。おい、待て、あれは……。
[セクション削除 - [向精神性ハザード。20分。]
後にSCP-5075-A個体であることが確認された人物が、Xi-75-Bに衝突する。
SCP-5075-A
行きたいのか?クソッタレ。
SCP-5075-A実体がXi-75-Cを押すが、Xi-75-Bが2人を引き離し、その最中に倒れる。Xi-75-Bは群衆に踏みつけられ、視界が遮られる。以下はXi-75-Cのカメラに記録されている。
[セクション削除 - [向精神性ハザード。170分。]
コンサートが終わりに近づくにつれ、群衆とともに音楽も静かになっていく。
SCP-5075-1
親愛なる愚民ども、僕たちはステージからも、我々の世界からも旅立つことを、心苦しいけども知らせなければならない……。
群衆はささやき、何人かの観客が叫ぶ。
身元不明者
えっ?
Xi-75-C
とんでもない!
SCP-5075-1
我々は皆、この状況が長続きしないことは知ってた。大使は我々に接近し、旋回し、監視し、攻撃の瞬間を待ってる。だが、最後の頼みがある。我々の作品を絞首台まで無事に運び、届けて……それを通して、お前自身を王に捧げよ。
群衆の囁きが続く。SCP-5075-1が手を挙げると、観客は沈黙する。
SCP-5075 <集合的に>
我々は汝らに我らの魂、または少なくとも魂の残骸を授けよう。我々はこの定命の者どもに歌と心を授けよう。我々は信念と愛を、そして悲嘆と憎悪を汝らに授けよう。子らよ、我々の心より生まれたろくでなしどもよ。
観客は歓声を上げる。
SCP-5075 <観客を含む集合的に>
これで、我々の血は、吊られた王のもの。
SCP-5075はさらに惨たらしく切り刻み、引き裂き、内臓を取り出し、互いに首を絞め合い、特に観客を未知の黒い液体で覆うために自らの怪我を掴んで引き裂く。群衆は興奮して歓声と叫び声を上げ始め、さらに傷つけるために実体やその傷につかみかかることさえある。20分ほどの乱闘の後、すべての実体は非物質化する前に崩壊する。照明が明滅してから完全に消える。観客はブーイングを浴びせ始め、互いに攻撃的になり、軽度の暴力行為に従事する。Xi-75-Cはよろめきながら群衆の前から立ち去る。
Xi-75-C
私は何をしているんだ?
Xi-75-Cは記憶処理部門に救難信号を送信した後、SCP-5075-A個体によって顎を殴られる。MTF-Xi-75の全エージェントが暴力的な群衆に制圧される。記憶処理部門が到着し、地域一帯に空中記憶処理薬を散布し、民間人を拘留して負傷者の手当をする。
[記録終了]
タリー・ホー Tally Ho 事後レポート
SCP-5075-1から-4の遺体は初期清掃中に回収されず、現在も行方不明である。死傷者は出なかったものの、その場にいた全員が危篤状態に陥った。Xi-75-AとXi-75-Bはパブの外で意識不明の状態で発見され、重度の打撲傷を負っていた。二人とも事件に至るまでの出来事や事件中の出来事を覚えていない。Xi-75-Cは心理検査を受けている。
「タリー・ホー Tally Ho 」事件に参加していた既知のSCP-5075-A実体:
• ジョン・ライドン
• ジョン・リッチー
• デイブ・パーソンズ
• ロビン・ガイ
• ブライアン・ジェームス
公演に参加していたすべてのSCP-5075-A個体は拘留・記憶処理され、もはやSCP-5075の影響下にないと考えられていた。
研究員のメモ
5075 の影響は私たちが認識していたよりもはるかに強かったようだ。
- ジェフ・シンプソン博士
終わりに
複数の封じ込め案が提案されましたが、私はそのすべてを即座に否定しました。SCP-5075は、反証がない限り、無力化されています。12年間も活動停止しているのだから、まだ脅威であれば、今頃何かをしているはずです。
- シャーリー・ガレスピー監理官