SCP-5109 : ワンタイムパスワード

Information

Name: ワンタイムパスワード
Author: Witherite
Rating: 24/26
Created at: Sat Oct 08 2022

特別収容プロトコル

SCP-5109は発言されてはなりません。この制限は、保有者の生命に脅威が差し迫った場合には撤回され、その際にはSCP-5109を一方向無線送信機によって保有者のO5司令部連絡先に発言しなければなりません。SCP-5109の現在の保有者の身元およびO5連絡先はレベル5: Top Secretに分類されています。

SCP-5109の音声録音は禁止されています。

SCP-5109の既定の収容システムは、サイト-43本人確認・技術暗号Identity and Technocryptographyセクション長エイリーン・ヴェイクサールの精神です。ヴェイクサール セクション長はセキュリティクリアランスレベル3: Confidential以上の職員にのみSCP-5109を発言することができ、その際には発言された人は同様の制約を受け、彼女の要求に応じてヴェイクサール セクション長にSCP-5109を返さなければなりません。SCP-5109を保持している職員は、生死にかかわる状況の際にSCP-5109を伝達するために使用される、ヴェイクサール セクション長直通の一方向無線送信機もまた保持することが求められます。ヴェイクサール セクション長は、指定されたO5連絡先の周波数に固定された一方向無線送信機を保持します。

更新 2014/11/21: SCP-5109の音声録音は禁止されています。

説明

SCP-5109。図像的異常は、存在した場合関連するミーム効果による。

SCP-5109は、一連のラテンアルファベットとアラビア数字の41文字の特定の文字列の理解・保持という、認識言語的現象です。. 変名: 線形ミーム、認知的隔離。 どのようなときにも、正確に1名の人物がこの文字列を適切に認識・着想することが可能であり、このようにしてその人物の精神にSCP-5109を「収容」します。それ以外の人物は、この文字列の非音声的表現を見知らぬ無意味な記号の集合体(下記参照)として認識し、数秒以上この文字列に集中することができず、注意が途切れるとこの文字列を忘れます。

SCP-5109を保有する人物(以降「保有者」)は、新たな人物に伝達するまでSCP-5109を忘れることができません。伝達は、少なくとも1体の他の自我を有する存在がいるもしくは遠隔でいる状態で、SCP-5109を声に出して1文字ずつ発言することで達成されます。このような方法でSCP-5109を聴覚的に受け取った最初の存在は、即座にその文字列を記憶して、前保有者は文字列を完全に忘れます。1名の人物がSCP-5109を保有できる回数の上限は確立されていません。サイト-43本人確認・技術暗号セクション長エイリーン・ヴェイクサールは、明白な帰結なく11年の間におよそ43回SCP-5109を受け取って手放しています。

SCP-5109に関する保有するもしくはしていない背景知識は、このミーム効果の影響を受けません。新保有者は、そのように伝えられるか自ら性質を発見するまで、この文字列が異常であると認識しません。前保有者はSCP-5109の存在を忘れず、単に内容のみ忘れます。この内容はリバースエンジニアリングできず、演繹的推論ではこの文字列を「予想」することはできません。SCP-5109は聴覚的に受け取ることでのみ対象の意識に刻まれます。

SCP-5109に主体性や感覚性があることを示す証拠は存在しません。SCP-5109はその宿主の認識を、関連する文字列の記憶に関する領域以外に影響を与えず、それ自身の認識を示していません。この現象が、ラテンアルファベットを用いた言語に固有の性質、人間意識に固有の性質、簡約できない不変定数、目的のある現実改変、それらうちのどれかを表しているのかは不明です。この文字列は英語で[削除済]という意味を有しているため、最後以外の可能性はある程度低くなっています。

補遺

SCP-5109は、2009/05/08に初めて財団に知られるところとなりました(下記参照)。その性質は実験によって判断されたものの、起源はいまだに不明です。

財団研究における信頼可能なセキュリティプロトコルを開発する必要性が続いているため、ヴェイクサール セクション長は、サイト-43での機密研究プロジェクトにおけるSCP-5109の実験的使用を提言しました。ヴェイクサール セクション長の提言は2010/01/14に受理されました。彼女はSCP-5109が使用されていないときの事実上の保有者となり、ケースバイケースの基準によってSCP-5109を貸し出す権限が与えられました。この実践は2020/04/27に廃止され、特別収容プロトコルは改正され、ヴェイクサール セクション長はSCP-5109をO5司令部に委譲しました。

O5司令部はSCP-5109を解放する要請を承認していません。理論的根拠は、以下に再現されているサイト-43ネットワークデータベース(43Net)から回収された使用ログの抜粋に見られます。

補遺

SCP-5109の解体の提言は、現在の保有者の終了によりアノマリーが恒久的に破壊されるか、あるいは別の文脈 — 収容や財団の認知の外部にある可能性が存在する — に出現するか不明であるため、却下されました。

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