SCP-6056 : 起爆

Information

Name: 起爆
Author: Witherite
Rating: 22/26
Created at: Sun Oct 09 2022

特別収容プロトコル

インシデント 6056-6後のW・ウェトル博士のオフィス。

SCP-6056は収容されています。実行している人物が不明であるため、この収容の正確な詳細は利用できません。調査が進行中です。

説明

SCP-6056は、2021/04/28から2021/08/04にかけてサイト-43で発生した、一連の説明のつかない衝撃波を指します。それぞれの衝撃波は、その発生源から物体を押し出し、付近の職員に中程度の負傷を与えるのに十分な、小規模の爆発における空気の体積膨張効果に類似していました。そのような爆発において予測される、関連した熱的効果や散弾はありませんでした。

SCP-6056の6実例が記録されており、全てにおいてサイト-43の地下構造で、上級職員がいる場で発生していました。

補遺6056-1、インシデントログ

以下は、今までの全てのSCP-6056発生の完全な目録です。

ログ開始。

[ハロルド・ブランク、ウィリアム・ウェトル両博士は、保管・改訂Archives and Revisionセクションにおける前者のオフィスで座っている。ウェトル博士はミートボールのサブマリンサンドを食べている。ブランク博士はソーダのボトルを飲んでいる。両者は会話している。]

ブランク博士

言ってるだろう、それはとんでもなくバカみたいに聞こえる。

ウェトル博士

いや、何がバカみたいに聞こえるってわかってるのか? 使い方間違ってるぞ。

ブランク博士

間違ってるだって?! 私は唯一の正しい使い方で言っているぞ! 「第一次世界大戦」は時代錯誤だ。当時はそう呼ばれていなかった。あれは一度きりだと思われてたんだぞ、ウィリー。

ウェトル博士

君が時代錯誤だ。君の両親は君を「ハロルド」に決める1週間前には「ブランクの息子」と呼んでいただろう。

ブランク博士

それはお前に内緒で教えたことだ。言いたいことは、あれを「大戦争」と呼ばない歴史家に資格があるか疑っている、ということだ。

ウェトル博士

私は歴史学者だ。

ブランク博士

「歴史家」だろう。

ウェトル博士

そりゃ—

[ブランク博士がボトルから飲み始めると、SCP-6056が発生する。発生地点はウェトル博士のミートボールのサブマリンサンドであり、それは破裂し、ウェトル博士、ブランク博士、オフィスの本棚やカーペットがトマトソースと牛肉で覆われる。ウェトル博士は船の模型で満たされた展示棚に投げ出され、それもまた破裂する。ブランク博士はいまだにボトルから飲んでいるが、さらにそれも破裂し、彼の肺をソーダで満たして彼はオフィスの壁に投げ飛ばされる。彼が激しくせき込み始めると、天井と照明設備が崩落して、カメラの視界が暗くなる。]

ログ終了。

影響

ウェトル博士は展示ケースのガラスによる軽度の裂傷、鎖骨の骨折、内部打撲を負った。ブランク博士は脳震盪を起こした。

ログ開始。

[ウド・オコリー博士とデルフィーナ・イバニェス セクション長は、前者の宿舎で長椅子に座っている。]

オコリー博士

こんなこと……こんなすぐにだなんて思ってなかった。

[イバニェス セクション長はオコリー博士の肩に手を置く。]

オコリー博士

彼はまだ……まだ六十歳だった。こんなの……

[オコリー博士はすすり泣く。]

イバニェス セクション長

わかります。こんなこと、ひどすぎる。

オコリー博士

公平じゃないと言おうとしてたけれど、そっちほうがいい—

[SCP-6056が発生する。長椅子が発生地点である。長椅子は破裂する。詰め物の浮遊微小粒子によって短期間カメラの視界がさえぎられる。オコリー博士は上方の天井に投げ出されて頭を打ち、意識を失う。イバニェス セクション長は逆さになり、脚に照明設備が接触して彼女の上に天井を引き落とし、彼女はガラスのコーヒーテーブルを突き破る。]

ログ終了。

影響

オコリー博士は脳震盪を起こした。イバニェス セクション長は腕、脚、背中に軽度の擦過傷、鈍器損傷を負った。

ログ開始。

[アメリア・トロシヤン セクション長は玄妙除却Acroamatic Abatement施設AAF-Dで複雑なヒューズボックスの作業を行っている。フィリップ・ディアリング技師が業務用タブレットを持って部屋に入る。]

ディアリング

やあ。

トロシヤン セクション長

やあ。

ディアリング

これを見てほしい。

[SCP-6056が発生する。発生地点はヒューズボックスの内部である。74個のヒューズ全てが飛び、箱から無理にはじき出されて、その多くがトロシヤン セクション長とディアリングにぶつかる。ヒューズボックスの中で火事が起き、9つの個別警報システムが一斉に起動する。ディアリングの業務用タブレットの画面がひび割れ、彼はタブレットを落として倒れて膝をつく。トロシヤン セクション長の無線は高い金切り音を出してからポンと音を出して故障する。頭上の蛍光灯が破裂し、カメラの映像は現在火が灯された暗闇を記録している。119デシベルの連続音が空気を満たす。]

ディアリング

僕はやってないぞ。

ログ終了。

影響

トロシヤン セクション長とディアリングは軽度の打撲の治療を受けた。玄妙除却施設AAF-Aは広範な修理が行われる間3日間オフラインになった。

ログ開始。

[リリアン・リリハンメル博士とプレースホルダー・マクドクトラート博士は、前者の研究室のコンピューター端末で背中合わせに座っている。]

リリハンメル博士

これ好きじゃない。

[マクドクトラート博士は笑う。]

マクドクトラート博士

何が気に入らないんだい? 私は心地いいと思うけど。

[リリハンメル博士は椅子を回転させ、マクドクトラート博士の椅子を回して向かい合うようにする。]

リリハンメル博士

一体どうすればこれが心地いいって思うの?

マクドクトラート博士

もし君と私が無限にいれば、私たちができることは無限にある。

リリハンメル博士

意地の悪い。

[マクドクトラート博士は笑う。]

マクドクトラート博士

そういう意味じゃない。他の次元とタイムラインでは、私たちはここでは決して解決しない問題も解決するかもしれないって言いたいんだ。ここには存在しない問題を解決するかもしれない。私たちは—

リリハンメル博士

私たちはマッドサイエンティストになるかもしれない。けどそれこそ私たちのことで、だからとてつもなく危険になるかもしれないどんなバカげたことでもできるの。違う、思ってたのはむしろあなたと私は1つのバージョンしか—

[SCP-6056が発生する。発生地点はリリハンメル博士のコンピューター端末の背後にあるサーバーラックである。それは火花と部品の雨の中破裂して研究室の窓と端末を粉砕する。リリハンメル博士はマクドクトラート博士の上に投げ出され、彼の椅子は転倒している。両者が床に倒れると、回路のブレーカーが落ちて明かりが消える。スプリンクラーシステムが起動したのが聞こえる。]

[17秒経過する。]

リリハンメル博士

意地が悪い。

ログ終了。

影響

リリハンメル博士、マクドクトラート博士の両者とも負傷を報告しなかった。

ログ開始。

[████████████████と████████████████████は、█████████の宿舎のベッドにともにいる。SCP-6056が発生する。発生地点は████████████の頭上およそ1フィートである。███は███に押し付けられ、さらに███をベッドに押し付けてベッドは崩壊する。両者は叫ぶ。]

█████████

[支離滅裂な罵声。]

████████████

[支離滅裂な罵声。]

[6分経過する。]

█████████

これがどう起きたか伝えないようにしよう。

████████████

考えてたの?!

ログ終了。

影響

████████████、█████████は両者とも骨盤の負傷を受けた。████████████は首の靭帯のむち打ちを負い、█████████は2本の肋骨の骨折を負った。

ログ開始。

[ウィリアム・ウェトル、バスティアン・ルブラン両博士は研究・実験Research and Experimentationセクションのアクセス通路を歩いている。ウェトル博士は頸椎装具を着用している。他に十数名の職員メンバーがいる。]

ルブラン博士

それが運命だった可能性は考えましたか?

ウェトル博士

私は運命なんて信じていない。

ルブラン博士

俺の運があなたくらい悪かったなら、俺は信じていたと思います。理由があって起きたのだと信じたいでしょうね。

[彼らはウェトル博士のオフィスに到着する。彼はカードリーダーにIDカードを押し付ける。]

ウェトル博士

私たちは科学者だ、バスティアン。何事も理由があって起きる、それが私たちのゆ—

[SCP-6056が発生する。発生地点はウェトル博士のオフィスの扉の背後である。扉はウェトル博士を添えつつ、通路に吹き飛ばされる。彼は、2名の機動任務部隊エージェントを床に飛ばしながら向かいの壁にぶつかる。オフィスの外窓が破裂し、ルブラン博士がガラスを浴びて、彼もまた9名の他の職員メンバーとともに床に打ち付けられる。ウェトル博士は扉を押しやり、鼻血を流す鼻をつかみながら叫ぶ。]

ウェトル博士

2回目だと?!

[天井が崩落する。]

ログ終了。

影響

ウェトル博士は鼻の骨折のみ負った。ルブラン博士は足首の捻挫と軽度の裂傷を負った。残りの職員は、3名の脳震盪、4本の肋骨の骨折、1本の脚の骨折、1本の腕の骨折、3つの足首の捻挫、軽度の裂傷/擦過傷/打撲傷、1名の破裂したコーヒーのコップによる熱傷を被った。

補遺6056-2、収容

2021/08/04、リリハンメル博士は頭の中に自分自身の声で次のように話されたメッセージを受け取ったと報告しました。「私たちは少し試してたの。うまく行かなかった。ごめんなさい」

さらなるインシデントは発生していません。

« SCP-5974 | 力と毒の言葉 | SCP-5243映像転写 »


Unless otherwise stated, the content of this page is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License.