Information
Name: どん底
Author: Tetsu1
Rating: 11/21
Created at: Mon Feb 12 2024
アイテム番号: SCP-6526
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル
SCP-6526はサイト-83の標準異常物品収容ロッカーに収容されます。SCP-6526の摂取は厳格に禁止されます。このプロトコルに違反した場合は終了されます。
説明
SCP-6526
SCP-6526は無限量と思われる黒色の微炭酸飲料が入っているガラス瓶です。外装には「コカ・コーラ」と表示されているにも拘らず、この物質は化学分析の結果、190度12と測定されたエタノールで主に構成されています。オブジェクトの初期収容時におけるDクラス職員による味覚分析では、この物体の風味は標準的なコカ・コーラまたはペプシコーラにココナッツラムを混ぜたものと類似することが判明しました。
発見
SCP-6526はペンシルベニア州███████における公然酩酊3に関する複数の通報の調査の後に発見されました。地元警察に潜入していた財団エージェントらは犯人であるドミニク・ネルソン氏の特定に成功しました。ネルソン氏の死体が███████の集合住宅玄関で発見され、解剖の結果死因は硬膜下血腫4と特定されました。ネルソン氏のもとには宝石のギフトボックス、記名のない離婚届、非常に萎びた日記、人間の血痕のついたおしゃぶり、そしてSCP-6526が存在しました。
回収された日記
ネルソン氏の私生活を調査していた財団エージェントらは、彼の付近で発見された日記に記されたSCP-6526に関する複数の言及を発見しました。
俺は今日初めてAAミーティング5に行ったんだが、志を同じくする仲間が、考えたことを残しておくために日記をつけようと提案してきた。俺たちの精神的な健康状態を残しておけるいい方法だと。馬鹿げた話だとは思うが、改善したいのはそうだろう? エミリーのために。
この子が生まれてもう1週間だとは信じられない! シエラと俺は写真を撮ってお祝いした。グループに見せてあげられたらいいんだけどな。あそこに戻る機会があったらそうするかも。
今日またあの飲み物を一口飲んだ。正直に言うと一口どころじゃない。あれはなくならないみたいで、それにあの香り! でも、駄目だ。またあれのことを考えるわけにはいかない。エミリーを落としそうになったってのに、そんなこと考えてちゃ駄目なんだ。
もうあれは飲まない。
シエラがあの黒い瓶を見つけて、その汚物を手放せないなら離婚すると脅してきた。俺は自分の汚点は自分で解決させてほしいと言った。アルコールがそう言わせたのか俺がそう言ったのかはわからないが、もう手遅れだ。
それに加えて、俺はエミリーが今日で1か月になったのを忘れかけていた。俺がこの子を持ち上げてキスしようとしたら、シエラは取り上げて俺の息が酒臭いと言ってきた。あいつが何を知ってるってんだ? アバズレが。
最近の出来事を考えると、俺は自分をいたわってやるに値すると思う。あのコーラ・アンド・ラムを一口だけ。その後でもっと真剣に考え始めよう。
エミリーが俺を見て初めて笑った。この子の笑顔は、今までの人生で見た女の子の赤ちゃんの中でも一番かわいい笑顔だ。この子の手はなんとか俺の小指を包み込めるくらいの大きさだ。この子のためなら何でもあげられる。
今日のミーティングでは犠牲にしたものについて話した。数人の連中が酒のために車やプレイステーションを売ろうとしていたと話していて最低の気分になった。俺はこんなにどっぷりとこの穴にはまってるってのか? もう俺をこんなクソの好きなようにはさせない。
もう1杯だけ飲む必要があるが、それで終わりだ。永遠に。1杯だけだ。
追加のページ
回収された日記の後ろで、以下のページが四つ折りにされているのが発見されました。
すまない、シエラ。本当にすまない。君も、エミリーも傷つけるつもりはなかったんだ。どうかわかってほしい。酔っぱらってたんだ、だからごめん。もう言い訳なんてしない。
愛してる、君が自分の中に俺を許してくれる心を見つけてほしい。エミリーには俺がどうなったか言わないでほしい、それを知るには幼すぎる。パパはお空にいる偉い人と一緒に食べ物を買いに行ったとだけ伝えてくれ。
愛してるよ、ドムより