Information
Name: ホワイト・クリスマスを夢見て
Author: Flips_0122
Rating: 5/19
Created at: Sat Dec 24 2022
特別収容プロトコル
SCP-7225はサイト-511内、ティモシー・クラチット次席研究員2の個人用ロッカーに留め置かれます。 SCP-7225はサイト-19内の重力安定型異常物品収容ロッカーに保管されています。アイテム内部の“雪”はごく小規模の攪乱であっても局所的な気象異常を引き起こしうるため、実験目的でアイテムをロッカーから取り出し輸送する際には細心の注意を払わなければなりません。アイテムの使用に関連するあらゆる異常な気象事象は現地・全国双方の報道機関に対し隠蔽され、現地住民に対しては標準カバーストーリー19 “寒波”が流布されます。
説明
SCP-7225は底部に“スノー・クラフト・プロダクツ_(Snow Craft Products)_ コロラド州オーロラ3”という彫り込みがなされた、標準的な大きさ・デザインのスノーグローブです。スノーグローブ内部のジオラマは、建物外部に立つ様々な財団職員を表現した人形も含め、財団サイト-514を正確に再現したものに見えます。特に、ミニチュアの人形のうち一体はティモシー・クラチット次席研究員5が着用することで知られていたものと類似した、紫色の長いアーガイル柄のマフラーを巻いているように見受けられます。
発見
SCP-7225は2017年12月22日、局所的な気象異常を発生させるために使用された際にサイト-51職員6によって発見されました。アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックス7から北およそ6kmの地点において、現地の気温が摂氏14.6度であったにもかかわらず総計約6.25cmの降雪が確認されました。財団の保安職員はサイト外にて、ティモシー・クラチット次席研究員8がSCP-7225を掴んで振っているのを発見しました。ティモシー・クラチット次席研究員9は取り押さえられ、SCP-7225は回収ののちに収容されました。ティモシー・クラチット次席研究員10には、複数の財団プロトコルに違反した上、サイト-5111全域を危険に晒しかねなかったとして適切な懲戒処分が下されました。
ティモシー・クラチット次席研究員は存在しません。ティモシー・クラチット次席研究員の個人的日記は存在しません。
インタビュアー: MTF オメガ-25 “聖なる夜なんて知るものか”所属、エージェント ジェームズ・キャリー
インタビュー対象: ティモシー・クラチット次席研究員12
目的: ティモシー・クラチット次席研究員13がSCP-7225を入手した手段、日時、理由、場所、入手元の人物の究明。
記録開始
エージェント・キャリー: さて、ティム14。どうやってあのアノマリーを手に入れたんだ?
ティモシー・クラチット次席研究員:15
エージェント・キャリー: その気持ちは分かる。誰にだって過去に置いてきた懐かしいものはあるからな。自分がもっと純真だったころを思い出したくなるのが人の性だ。
ティモシー・クラチット次席研究員:16
エージェント・キャリー: ああ、もちろん俺だって恋しいよ。だがだからってこういう風にプロトコルを破っていい理由にはならないし、それはお前もわかってるはずだろう。お前は他人を危険に晒したのに、あまりそこを不安に思ってる様子がない。
ティモシー・クラチット次席研究員:17
エージェント・キャリー: ここ18で働いてる奴の中には生まれてこの方雪を見たことがないようなのもいる。ましてお前が降らせたほどの量なら尚更だ。みんなパニックになった。まともな思考ができなかったんだ。完全に取り乱してた。うちの職種では、取り乱した職員なんてのは大きなリスクになりかねない。
ティモシー・クラチット次席研究員:19
エージェント・キャリー: そうだ、ティム20。サイト21全体がだ。
ティモシー・クラチット次席研究員:22
エージェント・キャリー: 分からん。本当だ。だが、何か吹雪よりずっと大きなことがここで起こってるのは明らかだ。
ティモシー・クラチット次席研究員:23
エージェント・キャリー: ああ、買う前にそのことは考えておくべきだったかもな。お前がただの次席だってのは分かってるが、呆れたことに、お前は知っててアノマリーを財団サイト24に持ち込んだ。お前もどこかでこういうことになるのは分かってたはずだ。
ティモシー・クラチット次席研究員:25
エージェント・キャリー: いや、あれがお前に返ってくることはない。あれは別のサイトに輸送されたが、その場所はお前には明かすなってはっきりお達しが来てる。
ティモシー・クラチット次席研究員:26
エージェント・キャリー: ああ。こちらこそ、メリー・クリスマス。
記録終了