SCP-7703 : 頭に穴を開けるのと同じくらい必要性ゼロ

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“愚者の石の切除”、画: ヒエロニムス・ボス (1450 –1516年頃) 。

Name: 頭に穴を開けるのと同じくらい必要性ゼロ
Author: C-Dives
Rating: 45/55
Created at: Sun Dec 25 2022

ノア・パテルがアノマリー分類システムヘッダーを更新しました。

ヴィンセント・ボハートがアノマリー分類システムヘッダーを更新しました。

ノア・パテルがアノマリー分類システムヘッダーを更新しました。

  • ヴィンセント・ボハート、管理官
  • トニー・カタラーノ、経理・観光部門
  • レオノーラ・モラレス、野生動物スペシャリスト
  • ノア・パテル、未確認動物学者 兼 博物館学芸員
    ヴィンセント・ボハート: ノア、いい加減にしやがれ。これ以上同じことをやったらお前のサーバアクセスを制限するぞ。
    トニー・カタラーノ: そんな脅しは口先だけだってみんな知ってるぜ、ヴィンセント。お前が**サイト-333のScip.netから締め出せるのは自分自身だけだろ。
    ヴィンセント・ボハート
    :** お前のコンピュータを窓から投げ捨ててやる。
    トニー・カタラーノ: オーケイ、一本取られた。
    ノア・パテル: これは正真正銘の非異常だよ。みんな大袈裟すぎる!
    ヴィンセント・ボハート: ノア、お前の脳天には穴が開いてるんだぞ。
    ノア・パテル: “いた”! 穴が開いて_いた_んだ、もう塞いでもらった。
    レオノーラ・モラレス: 何かありました?
    トニー・カタラーノ: _誰かさん_が週末にカネ払って頭にドリルで穴を開けてもらったんだとよ。
    レオノーラ・モラレス: えっ、じゃあノアがハゲたのってそれが理由なんですか? ガーゼを巻いてるのも?
    ノア・パテル: これは穿頭術というれっきとした医療処置なんだ。ちょっと待ってくれ、画像を探してくる。
    ヴィンセント・ボハート: その男は医者じゃない。
    レオノーラ・モラレス: これ絶対に寓意画だと思いますよ。
    トニー・カタラーノ: それにしても、何処でこんな手術を受けたんだ、ノア?
    ノア・パテル: ストリップモールの新しい店さ。トニーズ・ピッツェリアの隣。凄かったよ。ジョン・クラーク博士という人がやってくれてね、彼はこの手術については何でも知っていた。
    ヴィンセント・ボハート: その男は医者じゃない。
    ノア・パテル: 何故この件でみんな揃って私をなじるのか分からないよ。私は頭痛に効くという看板を見て、入店して、穴を開けてもらって、閉じてもらって、今に至る。これは古代からある医療行為で、何千人もの人々が受けてきたんだ。
    ヴィンセント・ボハート: ああ、そしてそいつらは皆死んだ。お前は死んでない。それが異常なんだ。
    ノア・パテル: へぇ、そう? だったらピラミッドは異常かい? ストーンヘンジは? CNタワーは? ただ古くて仕組みが分からないからといって、それがアノマリーとは限らない!
    レオノーラ・モラレス: ノア、今挙げた例は全部異常なんですよ — 確かにそれらは平凡な手段で建造されました、具体的にどう建てられたかもちゃんと分かってます — でも間違いなく全て異常です。
    トニー・カタラーノ: それで、どんな感じだった?
    ノア・パテル: ええと、最初に頭皮を後ろに引っ張られた時はちょっと痛かったかな。麻酔クリームみたいなものを塗ってはくれたんだけど、ドリルを持ち出されるとあまり効いてる感じがしなくなった。もうやかましくて堪らなかった。
    ノア・パテル: その次がかなり痛くてね。何だかまるで、いや、比べるものが思い浮かばない。そうだな、建設作業員がコンクリートにドリルで穴を開けているのを見たことはある? あんな感じのが頭の中で起きる。
    ノア・パテル: そしたら、出し抜けに_とっても_気持ち良くなったんだよ。こう、ダムが決壊した時に湖が感じそうな気持ち良さを想像してもらいたいな。あらゆるものが先へと驀進し、視界が分裂して一千ものちっぽけなフラクタルになり、どういうわけか今まで覚えてすらいなかった記憶を思い出せるようになる。母親のお腹の中にいた頃とか。
    ノア・パテル: その後はまた猛烈に痛かった。意識が飛んで、目が覚めたらもう頭皮は元通りホチキス留めしてあった。
    レオノーラ・モラレス: 待ってください、その医者は頭皮を縫合するんじゃなくて、ホチキスで留めたんですか?
    ノア・パテル: ああ、文房具のあれでね。先生はそれを開いてから私の頭を引っぱたいて留めたんだよ。
    レオノーラ・モラレス: オーケイ、私はヴィンセントと同意見です。まともじゃない。
    トニー・カタラーノ: どうだろうな、俺はこれに関しちゃノアの肩を持つね。人間の身体ってのは時としてとんでもない事態にも耐えられるもんだ。今回の一件だって異常じゃないかもしれないだろ?
    ノア・パテル: よし、ヴィンセント、もう十分だ。そうとも、私はハゲてるし、頭に穴が開いているけど、ボウリング玉なんかじゃないぞ。1回目ですら面白くなかったし、6回も言われたら尚更だ。そう呼ぶのは止めてくれ!
    レオノーラ・モラレス: は?
    ヴィンセント・ボハート: 入力した覚えはない。
    トニー・カタラーノ: 俺はヴィンセントと同じ部屋にいるが、声に出してすらいなかった。
    ノア・パテル: えっ。

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