Information
Author: thor_taisho
Rating: 29/31
Created at: Sat Apr 28 2018
アイテム番号: SCP-1848
オブジェクトクラス: Euclid Safe
特別収容プロトコル
[旧プロトコル削除済]: 収容プロトコル第7版1
初案(1986): SCP-1848との直接のコンタクトは許可されず、またいかなる状況下であろうと企図すべきではありません。SCP-1848はサイト-19の北翼、第4区画にある1部屋の収容室に収容されます。収容室は厳重に警備され、8名以上の輪番制警備員と交代制スタッフ1名が常駐します。2 生活必需品の支給は許可されていますが、これらの要求は文書を通してなされなければならず、その際その文書は支給認可の前に慎重に分析されます。
改訂版(1994): SCP-1848の収容チームは活動的性格の値が低い人員によって構成されるべきです。SCP-1848の監視は、当オブジェクトに対して統計学的に有意な興味・趣味・その他の強い感情を持たない人員のみによって実行されるということが最重要事項です。記憶処理は前述のような興味を深めてしまった人員に対して適切な処置であるため、スタッフの交替は記憶処理が実行できない場合でなければ必要ありません。
説明
SCP-1848は今のところ、中年のコーカソイド男性で、身長約1.7メートル・体重約130キログラムの姿をしています(推定身長・体重・外見はSCP-1848収容チームの長、エリス・カートライト博士のものです)。SCP-1848は姿を変化させることが知られていますが、その姿はSCP-1848収容プロトコルの最新の改訂以後維持されています。インタビュー中、SCP-1848は、レイヴン、コヨーテ、ロキ、ヘルメス、アナンシ、シャチー、ジョン・F・ケネディ、イエス・キリストを含む100以上の神話上・歴史上の人物は自身を指すのだと主張しました。SCP-1848はこれらの主張を裏付ける証拠を決して提示しません。ところが、それらの主張を聞いた者は大抵の場合、これらの主張が完全に論理的な議論だと思い込むことで、容易に納得します(補遺 SCP-1848 インタビュー記録を参照)。
SCP-1848は75年以上財団の留置下にあり、その間に386回の収容違反を起こしました。SCP-1848は観察者を感情的に操ることに手慣れた人物・物体・果ては場所の姿をとることによって収容を突破します(補遺 SCP-1848 観察記録を参照)。最も頻繁に、SCP-1848は観察者の過去を基にして、人物や動物の姿になります。
過去において、観察者にとって無害とみられた行動―研究員のキャリア形成に対する助言、ドア修理の手伝い、食事の支度ーは、常に強い負の結果をもたらし、通常その結果をSCP-1848は愉快で滑稽なものだとみなします (補遺 SCP-1848 インシデント記録を参照)。これらのインシデントによって3名が深刻な傷害を被りましたが、SCP-1848は悪意ある目的でこれらの企てを遂行しているようには見えません。その代わり、SCP-1848はその「悪ふざけ」に心底から享楽を見出しており、他者も自身と同様に感じていると信じています。
広範な調査の後に発見されたのは、SCP-1848の能力が遭遇者の感情および心理状態に直結しているということです。遭遇者の最小化によって、インシデント数は激減しました。1994年にカートライト博士が収容プロトコルを大幅に変更して以来、現在ではSCP-1848は姿を変化させたり転移させたりしていません。
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補遺 SCP-1848:インタビュー記録
SCP-1848とのインタビュー記録は百単位で存在するものの、閲覧に際して100%安全であると考えられるものは片手で足りる程しかありません。SCP-1848の有する、人を説得して課題を実行させたり収容チャンバーを開放させたりする能力は、あまりにも頻繁に、テキスト写本を通してですら伝播し、閲覧者はそれを確固とした論理や思慮分別を伴うものだとみなしてしまいます。ここに保持される極僅かな例は、SCP-1848との異常なコミュニケーションの危険性を新任スタッフに教育するために選別されました。本事例のテキスト・コミュニケーション指数は0.35%以下です。
警告:本セクションの読み飛ばし不可。注意の上読め。 当文書のアンロック前に、「ハスティコーン」なるものは実在せず、虚構であることを記憶しておいてください。その際、その事実に疑いを抱いたなら、閲読を中止しその用語について調査を実施してください。貴方が納得したなら、閲読を続行してください。
SCP-1848がアルダーマン警備員の元に出現。その姿はアルダーマン警備員曰く、「何年も会っていなかったミドルスクール時代の親友」である。
SCP-1848: なあ、俺ぁ腹が減ったよ。お前は?
アルダーマン警備員: 時間がありゃたぶん食ってたんだけど。食いたいもんある?
SCP-1848: ああ。俺の好物知ってんだろ?デカくて、ジューシーなステーキさ。
アルダーマン警備員: そりゃあスゲー良いなぁ。何の肉が好きだい?
SCP-1848: うーんと、昔だったらバイソンだったんだが…今はハスティコーンだな。
アルダーマン警備員: ハスティコーン?聞いたことねえな。牝牛か何かか?
SCP-1848: ああそうさ!最上級の牝牛だぜ。ほら、幸せな牛に違いねえって話のよ。幸せな牛は乳もたくさん出す、だろ?
アルダーマン警備員: なんか、前にそんなようなのを聞いたことあったな、うん。
SCP-1848: んで、幸せな牛は肉も旨くなるのさ。
アルダーマン警備員: ボケてんのか?
SCP-1848: んな訳ねぇだろ!よお、マジで旨えんだ。
アルダーマン警備員: どうやって旨くするんだよ?
SCP-1848: 牛たちはこう、万全の体制でな、気を……気を引いてるのさ。
アルダーマン警備員: つまり……
SCP-1848: うーーーん、牝牛はな、セックスしてんだよ、一日中。毎日。
アルダーマン警備員: あーはいはい、俺をコケにしてるってこったな。
SCP-1848: 違っ、違えよ!誓ってもいい。俺は真実しか説かねえ。
アルダーマン警備員: なら本当にそうやって牛の肉が旨くなると?
SCP-1848: そうだ。ガチでそうだ。
アルダーマン警備員: けっ、今初めて知ったわそんなこと。
SCP-1848: おっと、まだ一番イカれた部分を聞いてねえぞ。
アルダーマン警備員: ヤリマン牝牛が最上級肉になるってのよりイカれてんのか?
SCP-1848: イカれまくりさ。
アルダーマン警備員: 何だってんだ?
SCP-1848: 農夫だ…。奴ら牝牛と交尾をしてんのさ!
アルダーマン警備員: はぁ?何が悲しくてんなことしてんだよ?
SCP-1848: あー、奴らは元々ソレをさせるための種牛を飼ってたんだが、そいつらが使えなくなっちまってな。ソレを続けられなくなった。だから農夫共が牧草地へ出てうら若い牝牛を悦ばせなきゃならなくなったっつうワケよ。
アルダーマン警備員: <笑い声>あぁー、くだらねぇ。
SCP-1848: いやいやいや、誓うぜ。言ったことは全部本当だって。
アルダーマン警備員: 言ったことは全部本当って?
SCP-1848: 全部だ。
アルダーマン警備員: だから俺に牛とヤってこいってか?最高のステーキのために?
SCP-1848: うーんとな、牛の全身とヤる必要はねえんだ。牛の一部でもいい。
アルダーマン警備員: はぁ?
SCP-1848: イェェエエ!それこそが農夫共の計算なのさ。奴らは牛の脇腹とか、どこでも旨くしたいトコロを犯すだけでいいって解ってんだ。それがその通りになることも。
アルダーマン警備員: <笑い声>
SCP-1848: 俺が今日この日に保証しよう。ここの外には農場があって、そこでハスティコーンの農夫共は飼い牛の上できったねえケツを振ってんのさ。
アルダーマン警備員: <笑い声>で、そのオシゴトは牛のどこの肉でも旨くするんだな?
SCP-1848: どこでも。お前が食った中で最高のステーキになるぜ。
アルダーマン警備員: <笑い声>
アルダーマン警備員は5分後に定期交替により退勤した。翌日、彼はサイト19のキッチンで、生肉に性器を押し付けているところを発見された。セキュリティスタッフに近寄られると、彼は自身が何を、何故行なっているのかを説明した。すると7名の別のスタッフ達が同様の行為をし始めた。財団データベースの精力的な調査によって「ハスティコーン」は存在しないと結論づけられて初めて、問題の人物達は自身の食事をこの方法で下拵えするのを止めた。
警告:本セクションの読み飛ばし不可。注意の上読め。 以下の文書のアンロック前に、財団の収容手続を再読してください。手続文書のどこにも、衣服の中で排尿をする必要があるとは書いてありませんし、その記述が削除されたという事実も皆目ありません。全ての時点においてこの行為は必要ありません。そうする必要はないのだと一度確認したならば、閲読を続行してください。
文書アンロック [インシデント再発によりドキュメント消去済]
補遺 SCP-1848:観察記録
以下はSCP-1848が変身した様々な形態のまとめリストです。SCP-1848は無限に思えるほどの数の形態に変化できる能力を十分に有していることを心に留めてください。たとえ現在は変化していなくともです。SCP-1848の持つ、欺瞞・嘲笑・真実の撹乱を及ぼす能力を過小評価してはなりません。
補遺 SCP-1848:インシデント記録
これらの回収されたインシデントはSCP-1848の「ユーモアセンス」を説明しようとするものです。これらのインシデントの大多数は重大な問題なく解決されました。
クリアランスレベル5未満での閲読禁止
宛先: O5評議会
差出人: O5-10
件名: SCP-1848の収容
日付: 1994年4月7日SCP-1848が現れ、釣り餌に喰らい付いた。3月、カートライト博士が収容チャンバーに入ると、カートライト博士の外見をしたSCP-1848実体が出現した。SCP-1848はカートライト博士のオフィスへ赴いて彼の文書仕事を終え、何通ものメールをカートライト博士のスタッフに送り、近況に対するスタッフの返信を賞賛するばかりか批判もし、自身のファイルをできる限り新たな収容手続にアップデートさえした。
SCP-1848はのちに食堂で食事を取っていたり、他のスタッフと当たり障りのない会話を交わしていたり、カートライト博士の仕事をしたりしているところを見かけられた。奴は博士が自身に騙されて奴の代わりをさせられているのだと信じ込んでいる。現在、SCP-1848は、SCP-███やSCP-1552を含む厄介なSCPに対する即時的かつ有用な対処法をいくつか提案し、奴の部門の業績は12%上がった。奴は目下の「ジョーク」を楽しみ続けているようだ。
我々は遂に収容を達成したようだ。
宛先: O5評議会
差出人: O5-7
件名: RE: SCP-1848の収容
日付: 1994年4月7日結構なことだ。
宛先: O5評議会
差出人: O5-4
件名: RE: RE: SCP-1848の収容
日付: 1994年4月7日さもなければ危険なオブジェクトだが、これならば有効な利用法になりそうだ。心から賞賛する。
宛先: O5評議会
差出人: O5-9
件名: RE: RE: RE: SCP-1848の収容
日付: 1994年4月7日脱帽した。よくやった。
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いや、我々はただ、君にそう考えて貰うことにしているだけだ。