SCP-5062 : 浄罪部屋

Information

Name: 浄罪部屋
Author: walksoldi
Rating: 59/61
Created at: Fri Aug 14 2020
アイテム番号: SCP-5062
オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル

SCP-5062を内包するホテルは、当建造物の状態が危険であるという名目で財団が立ち退かせています。財団の保安職員は、SCP-5062を警護するための物件に指定された独立系の警備会社を装い続けてください。

SCP-5062に曝露して生存した人物は公衆での生活を監視し、身体部位はドローンで回収した後に冷凍保存します。SCP-5062で実験を実施する場合は、例外なく現プロジェクト主任の認可を受けなければなりません。

説明

SCP-5062はロシア、モスクワの_Echo_ホテルの233号室です。この部屋には、キングサイズベッドが1つ、書き物机が1つ、小型冷蔵庫が1つ、欽定訳聖書が入ったナイトテーブルが1つ存在します。これらの物品は部屋から除去されても、観測下から外れた瞬間に元の場所に戻ります。

無人状態のSCP-5062に進入した人物は、退出が不可能であると理解します。加えて、部屋外の人物は入室や被影響者の回収ができなくなります。入退室を妨げる物理的な障壁は存在しませんが、関係者は全員、気がつくと妨害の実行を考えることすらできなくなります。

SCP-5062内に人間が閉じ込められるのと同時に、書き物机の上にハサミが突発的に出現します (その時点で書き物机が部屋に存在しない場合は、代わりにカーペットの上に出現します)。ハサミの大きさや具体的な外形は閉じ込められた人物によって異なりますが、長さは一貫して7.5 cm以上です。

ハサミが出現すると、閉じ込められた人物は、SCP-5062から退出する唯一の方法が、ハサミを用いた自身の身体部位の切断であることを理解します。

SCP-5062からの退出にどの部位の切断が要求されるのかは各事例によって異なります。切断された当該部位は急速に干からびて黒ずみ、被影響者はSCP-5062から退出できるようになります。退出後、被影響者はさらに以下に挙げられる症状を経験します。

  • 寛大さや愛他心の向上。
  • カリスマ性の増大。
  • 外界に好ましい変化をもたらしたいという願望の著しい高まり。

補遺5062-1 (被影響者ログ)

以下はSCP-5062に入室し、その異常効果の曝露を経て退出したことが判明している人物の記録であり、失った身体部位と曝露後の生活の詳細も記載されています。


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