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2770-1。財団アーカイブ、19██/██/██。
Name: 擬餌鉤
Author: gnmaee(NoTranslator)
Rating: 77/77
Created at: Sun Feb 14 2016
アイテム番号: SCP-2770
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル
あらゆる船舶はSCP-2770への接触を阻止されます。機動部隊ガンマ-6("大食らい")が軌道上の財団資産を介してSCP-2770実体を追跡・傍受します。SCP-2770-1との相互作用を試みるのが目撃された人物は接触前に勾留し、クラスB記憶処理を施します。
説明
SCP-2770は2種類の海上で発生する異常の総称です。
SCP-2770-1はイギリス海軍の一員を自称する男性を運ぶ明るい黄色の救命いかだです。男性の制服は顕著に劣化の兆候を示しており、19██年頃の標準的な英国海軍のドレスコードと一致しています。SCP-2770-1は北海 ― イギリスとスカンジナビアの間の領域と定義されている地域 ― に出現します。SCP-2770-1は、████████████での例外を除き、シェトランド諸島の境界外もしくはノーフォーク地方の南方へ移動した事例が記録されていません。水上への出現は一瞬で発生し、殆どの電子機器に突然ホワイトノイズが走ることのみを特徴とします。
救命いかだは撮像軌道衛星によって正確に位置を特定するには小さすぎますが、SCP-2770-1の周囲では半径5kmにわたって水温が3℃低下するため、大まかな位置はサーモグラフィを搭載した衛星によって算出可能です。
一旦出現すると、SCP-2770-1は人間が乗った船舶から視認できるようになるまで待機します。男性は叫ぶ・腕を振る・制服をその場しのぎの旗として使うなどの幾つかの方法で、通りがかった船舶の注意を引こうと試みます。
船舶にSCP-2770-1が気付かれなかった、あるいは救助を意図していない船から接近された場合、SCP-2770-1は急速に水中へと引き込まれ、124時間が経過するまで再浮上しません。しかし、救出された場合、SCP-2770-1は搭乗イベントを開始し、SCP-2770-2の出現を促します。
SCP-2770-2は全長42mの潜水艦です。著しい破損の兆候を見せており、船体の大部分は錆やフジツボに覆われています。SCP-2770-1が救出された20~60秒後、SCP-2770-2はあらゆる既知の潜水艦の能力を上回る速度でSCP-2770-1を救助した船舶の近くに浮上し、展望塔のハッチを開きます。SCP-2770-1、2770-2、救助船は未知の力によって時速200km以上で水中へ引きずり込まれ、消失します。水中に引き込める船舶の大きさに上限は無いように思われます。SCP-2770は排水量50000英トン以上の船舶を沈めたことが判明しています。
搭乗イベントの後、SCP-2770-1は最短でも242時間は姿を現しません。不在期間の長さは沈めた船舶のサイズと相関しているようです。
SCP-2770はまず、原因不明の船舶失踪事件を受けて19██年に存在が理論上想定されました。1941年、ガンマ-6所属船_パナマ_7号がSCP-2770とトロール漁船の相互作用を観測したことで存在が証明されました。
しかしながら、イギリスの新聞に掲載された報告を鑑み、SCP-2770は少なくとも1███年には活動状態にあったと考えられています。
1███年3月12日の"グラスゴー週報"より抜粋
クジラで船が大破!
海上で悲劇的な事故が発生した。地元漁師は、沖合で捕鯨船が漂流者を救出した直後、異常に巨大なクジラのように見える巨大海洋生物に沈められたと主張している。クジラは攻撃時に船体に穴を開けたと思われ、証言によると、船は信じられないほど急速に沈んだという。生存者は発見されていない。
また、立ち会った漁師は、既に極寒の北海の海水温が事件発生時には急速に低下したと主張しており、”北極海のようだった”と述べた。
収容プロトコルの実装後、ガンマ-6は███件以上の搭乗イベント未遂を防止しています。SCP-2770-1の阻止が失敗する平均的な間隔は、現時点では許容範囲内と看做されています。搭乗イベントを経験したことが判明している船の記録は以下になります。
全ての船舶は海軍の記録から抹消され、必要に応じて偽情報活動が行われます。